フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人
2007年 01月 10日
フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人
(佐藤 友哉 / / 講談社)
* * * * * * * *
妹が自殺した。
そして現れた男が渡してきたのは、妹のレイプシーンを撮影したビデオとレイプ魔の娘たちの行動表‥‥。
第21回メフィスト賞受賞作。
佐藤友哉を読むのはほぼ初めてです。(ファウストでちらっとは読んでいると思うけど)
森博嗣、清涼院流水、舞城王太郎、西尾維新‥‥。
メフィスト賞の作家は嫌いじゃない。
壊れた感じのストーリーも狂った感じのキャラクタも嫌いなタイプじゃない、はずなのに。
これはイマイチのりきれなかった。
モチーフがモチーフだけに気分のいい物語ではない。
それでも肉親を失った復讐心の中に恋愛という一抹の光が見えて、途中までは面白くなっていくような期待があった。
でも‥‥そういうオチですか‥‥。
さらにそんなどんでん返しですか‥‥。
七十七人の少女を殺した「突き刺しジャック」という事件も主人公の物語と関係あるんだけど、生かしきれていないような中途半端な印象。出てくるアニメやミュージシャンの固有名詞も中途半端というか、オタクっぽい雰囲気だけでオタクじゃないような。その辺で好みが分かれるのかもしれない。
う〜ん、佐藤友哉、もう1冊くらいは読んでみよう。
(佐藤 友哉 / / 講談社)
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妹が自殺した。
そして現れた男が渡してきたのは、妹のレイプシーンを撮影したビデオとレイプ魔の娘たちの行動表‥‥。
第21回メフィスト賞受賞作。
佐藤友哉を読むのはほぼ初めてです。(ファウストでちらっとは読んでいると思うけど)
森博嗣、清涼院流水、舞城王太郎、西尾維新‥‥。
メフィスト賞の作家は嫌いじゃない。
壊れた感じのストーリーも狂った感じのキャラクタも嫌いなタイプじゃない、はずなのに。
これはイマイチのりきれなかった。
モチーフがモチーフだけに気分のいい物語ではない。
それでも肉親を失った復讐心の中に恋愛という一抹の光が見えて、途中までは面白くなっていくような期待があった。
でも‥‥そういうオチですか‥‥。
さらにそんなどんでん返しですか‥‥。
七十七人の少女を殺した「突き刺しジャック」という事件も主人公の物語と関係あるんだけど、生かしきれていないような中途半端な印象。出てくるアニメやミュージシャンの固有名詞も中途半端というか、オタクっぽい雰囲気だけでオタクじゃないような。その辺で好みが分かれるのかもしれない。
う〜ん、佐藤友哉、もう1冊くらいは読んでみよう。
by MAMEBEAN
| 2007-01-10 10:30
| 借りた本─ミステリ