ディープ・ブルー
2006年 09月 04日
ディープ・ブルー スペシャル・エディション
(東北新社)
♯ ♯ ♯ ♯ ♯
海に生きる生き物たちの自然の姿を捉えたドキュメンタリー。
回転しながら飛び跳ねるイルカや、不思議な色・形の深海生物、極寒のなか絶食して卵をあたためるペンギンなど、きれい、可愛い、そういったものだけではなく、シャチがクジラの子供を襲ったり、ともすると残酷とも思えるような自然の厳しさが映し出されています。
映像がとても美しく、生物も神秘的で綺麗で、その存在を尊ぶべきものであることが伝わってきます。
ただ残念なのは、一つひとつのエピソードというか、一つの生物について描かれているのが短く、ちょっと浅く散漫な感じがしたこと。あるものを補食する立場ものも、別のものに補食される立場でもあるわけで、なのにそういう食物連鎖の関係のほんの一部分だけを切り取ってしまったら、ちょっと不公平な感じがしてしまう。現実なんだけど、切り取られ方によってはフィクションになってしまう。そのへんはドキュメンタリーの難しいところなのかもしれない。
でも生物たちが厳しい自然の世界で生きているのは現実で、その命を人間の利便やエゴのために犠牲にしてはいけないのだと胸につまされた。
(東北新社)
♯ ♯ ♯ ♯ ♯
海に生きる生き物たちの自然の姿を捉えたドキュメンタリー。
回転しながら飛び跳ねるイルカや、不思議な色・形の深海生物、極寒のなか絶食して卵をあたためるペンギンなど、きれい、可愛い、そういったものだけではなく、シャチがクジラの子供を襲ったり、ともすると残酷とも思えるような自然の厳しさが映し出されています。
映像がとても美しく、生物も神秘的で綺麗で、その存在を尊ぶべきものであることが伝わってきます。
ただ残念なのは、一つひとつのエピソードというか、一つの生物について描かれているのが短く、ちょっと浅く散漫な感じがしたこと。あるものを補食する立場ものも、別のものに補食される立場でもあるわけで、なのにそういう食物連鎖の関係のほんの一部分だけを切り取ってしまったら、ちょっと不公平な感じがしてしまう。現実なんだけど、切り取られ方によってはフィクションになってしまう。そのへんはドキュメンタリーの難しいところなのかもしれない。
でも生物たちが厳しい自然の世界で生きているのは現実で、その命を人間の利便やエゴのために犠牲にしてはいけないのだと胸につまされた。
by MameBean
| 2006-09-04 15:23
| 映画・DVD