図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

タグ:綾辻行人 ( 4 ) タグの人気記事

川に死体のある風景

川に死体のある風景
(綾辻行人 有栖川有栖 歌野晶午 大倉崇裕 佳多山大地 黒田研二 / 東京創元社)

 * * * * * * * *
6人の豪華執筆陣が「川と死体」をテーマに競作した、ミステリ・アンソロジー。


玉川上死(歌野晶午)/水底の連鎖(黒田研二)
捜索者(大倉崇裕)/この世でいちばん珍しい水死人(佳多山大地)
悪霊憑き(綾辻行人)/桜川のオフィーリア(有栖川有栖)

『川に死体』が流れてくる、もしくは浮かんでいるって2時間もののサスペンスでよくあるシチュエーションですよね。オーソドックスで結構好きだったりします^^;

実在の川だったり架空の川だったり、海外の川だったり、山にある川だったり。
このアンソロジーでは、『川』というテーマでもその風景はそれぞれ違っている。あとがきを読むと、六者六様のテーマに対するアプローチの過程が分かって面白い。

ビジュアル的に『川』&『死体』がイメージ通りでストレートだったのが、この競作の発起人でもある歌野晶午氏の『玉川上死』。これがいちばん好きかな。
あとは『悪霊憑き』という意外なアプローチをした綾辻行人氏、硬質な感じがする『捜索者』も結構好きです。ただ、『川』じゃないけど^^;

短編集だからか、全体的にスケールが大きくなくて、トリックらしいトリックがあるものが少なかったのが残念。
綾辻氏の幻の実名『川ミス』が実現していたら、相当面白くなっていたのかも‥‥。
[PR]
by MameBean | 2006-09-29 14:55 | 借りた本─ミステリ

月館の殺人 (下) 

月館の殺人 (下)  
(綾辻 行人 佐々木 倫子 / 小学館)

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

綾辻 行人 原作、佐々木倫子 絵の鉄道ミステリ、待望の下巻。


上巻発売から約1年! ほんと、待ち遠しかったです。

上巻ではまだ連続殺人の序の口。下巻で大きく話が動きました。
思っていたより猟奇的で、でも佐々木倫子さんの現実感があるようなないような絵で、現実と虚構が入り交じったような不思議な感覚。シリアスなのに笑える‥‥(空海のあやふやな日本地図とか^^;)。

ミステリ的には密室の謎は古典的で、クローズドサークルもアレだし、テツを活かしきれていないように感じましたが、この本はコレでいいような気もします。犯人が分かってもまた読み返したくなります。

この独特の世界観を表現するのに一役も二役も買っているのが、装丁の祖父江慎さん。
上巻以上に仕掛けが施されていて、まさに宝探し!
黒い見返しに黒インクなんて‥‥!
[PR]
by MameBean | 2006-08-02 15:28 | 図書館以外の本

びっくり館の殺人

びっくり館の殺人
(綾辻 行人 / 講談社)

 * * * * * * * *

とある古書店で1冊の推理小説を手にしたことから甦った、小学生の頃遭遇した密室殺人事件の記憶。
それは「びっくり館」と呼ばれる奇妙な屋敷で起きた事件だった‥‥。


この本が出ているミステリーランドというレーベルは、“かつて子どもだったあなたと少年少女のための”ミステリを豪華執筆者によって発表しています。
ようは“大人も子どもも楽しめるミステリ”といったところでしょうか。


「館シリーズ」の最新作、中村青司が若い頃設計した建物という位置付けです。

子どもにも読めるように漢字にはルビがふってあるのが気になったのは最初だけで、物語に引き込まれると全く気にならなくなります。
「びっくり館」というかわいらしいネーミングとは裏腹に、内容はホラー色が強く、
フリークスで味わったような後味の悪い読後感は意図的なものなのでしょう。
これを子どもに‥‥?と少し不安にもなりますが、子ども向けだからといって手を抜かない、そんな作者の姿勢が感じられます。


あと、装丁について少し。
「箱入り」「箱に穴が空いている」という装丁がミステリーランドの書籍で統一されています。
暗い穴から覗く人形‥‥。ステンドグラス風の模様の見返し。
7色の色の載ったイラストページ。
本を読んでみるとナルホドと思うような趣向がタップリ凝らしてあります。
装丁は‥‥と見てみると「祖父江 慎」さん。

さすがです‥‥。
[PR]
by MameBean | 2006-05-30 16:05 | 借りた本─ミステリ

フリークス

フリークス
(綾辻 行人 / 光文社)

 * * * * * * * *

とある精神病院を舞台にした3つの中編集。

ミステリというよりホラーなのかな。
どこまでが現実でどこまでが狂気なのか分からなくなる。
内と外が裏返しになる。そんな混乱。
決して後味がいいものではないけど、不思議な余韻が残る。
[PR]
by MameBean | 2006-01-23 15:41 | 借りた本─ミステリ