図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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しらみつぶしの時計

しらみつぶしの時計
(法月綸太郎 / / 祥伝社)

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1分ずつ異なる時刻を刻んだ1440個の時計の中から、正確な時刻の時計を見つける方法は‥‥(表題作)。
NONシリーズを集めた10編の短編集。

倒叙あり、パズルあり、ダイイングメッセージあり、ショートショートあり、オマージュあり、奇妙な味あり、とすべてが異なったテイストでNONシリーズならではの楽しさがあります。
密室から閉め出された犯人を描いた「使用中」と、奥さんを殺して押し入れに隠した「素人芸」がシニカルな笑いを含んでいて印象的でした。ちなみにどちらもアンソロジーで既読でしたが、2度目でも楽しめました。
「幽霊をやとった女」は言うなればオマージュ作品へのオマージュだそうで、海外ミステリの文体をとっているのが新鮮でした。表題作の「しらみつぶしの時計」は限られた時間の中で出題者の意図を汲み、効率的に答えを導きだすという数学のようでもあるし、ビジネスにも活きてきそうな内容。まぁ、そんなスキルは私には必要ないんですが(笑)
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by MameBean | 2008-09-17 17:48 | 借りた本─ミステリ
気分は名探偵—犯人当てアンソロジー
(我孫子 武丸 霧舎 巧 貫井 徳郎 法月 綸太郎 有栖川 有栖 / 徳間書店)

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ガラスの檻の殺人(有栖川有栖)/蝶番の問題(貫井徳郎)/
二つの凶器(麻耶雄嵩)/十五分間の出来事(霧舎巧)/
漂流者(我孫子武丸)/ヒュドラ第十の首(法月綸太郎)
夕刊フジに連載された懸賞付き犯人当てミステリ6編。


問題編・解答編からなる犯人当てミステリアンソロジー。
本のタイトルそのまんまですね。

小さい頃、問題編が1ページでページをめくるとトリックが載っている、クイズみたいなトリック当ての本が好きだったのを思い出しました。(トイレットペーパーに書かれたダイイングメッセージを裏返して読むと犯人の名前になる、とかあったなぁ(笑))

普段、ミステリを読む時や2時間もののサスペンスを観る時も犯人を当てよう!と思って観ていないので、すぐに解答編を見たくなってしまいます^^;

ちょっと引っかかったり違和感を感じる部分はあるんですけどね。それが何故なのかまでは考えが至らない。
おもしろいな、と思ったのが「蝶番の問題」「漂流者」。どちらも叙述系です。
あとは「ガラスの檻の殺人」が、凶器をどこに隠したのか?という分かりやすい構成だったのがよかったです。事件とギリシャ神話を絡めている「ヒュドラ第十の首」は法月さんらしいなぁと思います。


最後の作者たちの座談会(これもクイズになっている)では、新聞連載・犯人当てミステリ執筆の苦労話が読めるのもいいですね。
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by MameBean | 2006-06-28 16:04 | 借りた本─ミステリ