図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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タグ:横山秀夫 ( 4 ) タグの人気記事

第三の時効

第三の時効
(横山 秀夫 / 集英社)

 * * * * * * * *

F県警捜査一課には3つの班がある。笑うことのない朽木、公安上がりの冷血な楠木、カンの鋭い村瀬。
タイプの違う3人は互いに闘争心むき出しで反発しあっている‥‥。
表題作を含む6編の短編集。


どれもかなり面白かった。
順位をつけるなら 1位「ペルソナの微笑」
         2位「密室の抜け穴」
         3位「第三の時効」
         4位「囚人のジレンマ」
         5位「沈黙のアリバイ」
         6位「モノクロームの反転」

横山 秀夫 作品は警察小説だから、すごいトリックが登場するわけではく、泥臭い警察内部を描いたものなのにこんなに読者を魅了するのだからスゴイ。
本作は特に警察の同じ課でのいがみ合い、責任の擦り付け合いといったどろどろしたものを描いている。

だからみんな自己中心的で自分の手柄のことだけしか考えていないのかと思いきや、犯罪を・犯罪者を憎む熱い気持ちを持っている。


実際の警察官もこんな気持ちで捜査に当たってほしい。ここ数日のニュースを見るとそう思ってしまいます。
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by MameBean | 2006-05-24 14:09 | 借りた本─ミステリ

ルパンの消息

ルパンの消息
(横山 秀夫 / 光文社)

 * * * * * * * *


15年前の高校女教師自殺事件。
「女教師は自殺ではなく他殺」というタレ込みが来た。
時効成立まであと1日。自殺か他殺か。また他殺なら犯人は‥‥?


本作は横山秀夫氏の処女作を改稿した作品。
くしくも時効と同じ15年という時を経て、出版になりました。

本作は時間のない状況下で、事件の関係者の供述によって状況が少しづつ明らかになっていきます。
捜査する警察と読者に与えられた情報は同じ。
そこからどのように事件を推理するか、読者への挑戦のようにも感じる。
そして「顔 FACE」同様、解決への糸口を与えるのは女性ならではの細かい視点。
いささか強引さのようなものも感じますが、人間模様にはグイグイ引き込まれます。
三億円事件も絡めるサービスもあり、充分に楽しませてくれます。
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by MameBean | 2006-03-06 10:33 | 借りた本─ミステリ

顔 FACE

顔 FACE
(横山 秀夫 / 徳間書店)

 * * * * * * * *

D県警の元鑑識課の婦警、平野瑞穂を主人公とした短編集。

横山 秀夫と言えば‥‥の警察小説。
この作品では女性警察官(婦警)が主人公です。
D県警といえば陰の季節で舞台になったところ。平野瑞穂も登場しています。


女性として生きる女、女性であることを捨てて生きる女‥‥
様々な女性が登場します。
主人公も含め、それぞれが悩み傷ついたり、葛藤している。


社会で生きる女性誰もが抱える問題が、警察という組織を通して
描かれています。

組織で生きていこうと思うものの、そんな自分の姿を親には知られたくないと思う気持ち、
とてもリアルに感じました。

女性を描かせても上手ですね。
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by MameBean | 2006-02-21 19:04 | 借りた本─ミステリ

深追い

深追い
(横山 秀夫 / 実業之日本社)

 * * * * * * * * 

とある警察署を舞台にしたの7人の警察官の短編集。

横山 秀夫といえば警察小説。
派手な事件とかは起きないけど、元記者の作者だけあって、警察内部の事情がリアルに感じる。特に舞台は職住一体の閉鎖的な警察署。「組織」が重んじられるなかでそれぞれの主人公がもがき苦しんでて、それぞれに人間ドラマがあります。
ひとくちに警察官といっても、交通課・警務課・盗犯係・生活安全課・会計課‥‥いろいろな職種があるのだな。


ただ、「動機」や「陰の季節」ほど飛び抜けて印象的な物語はないかも。
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by Mamebean | 2005-07-26 14:46 | 借りた本─ミステリ