図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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蝦蟇倉市事件

蝦蟇倉市事件1 (ミステリ・フロンティア)

道尾 秀介 / 東京創元社


架空の都市〈蝦蟇倉(がまくら)市〉を舞台に、5人の作家が描くアンソロジー。

■道尾秀介「弓投げの崖を見てはいけない」
安見邦夫は弓投げの崖でRV車に追突される。RV車に乗っていた若者の一人が同じ場所で殺害される‥‥。

■伊坂幸太郎「浜田青年ホントスカ」
家出した浜田青年は、スーパーの駐車場で「相談屋」をする男の助手をすることに‥‥。

■大山誠一郎「不可能犯罪係自身の事件」
蝦蟇倉警察署捜査一課に設置された「不可能犯罪係」。担当する真知博士が容疑者に‥‥。

■福田栄一「大黒天」

大学生の照之の祖母は和菓子屋を営んでいる。そのお店にある木彫りの大黒様は盗難品だと主張する男が現れ‥‥。

■伯方雪日「Gカップ・フェイント」
蝦蟇倉市長・近藤康司が開催企画した格闘技の「Gカップ」。
近藤の友人が10トンもの大仏の下敷きにされて死亡していた‥‥。

一つのテーマで編纂されたアンソロジーはよくありますが、一つの街を舞台に複数の作家が物語を書くというのは珍しいですね。しかもその街では年間15件もの不可能犯罪がおこるという。

最初の道尾氏からガツンときました!トップバッターということで、蝦蟇倉市のアウトラインを描く役割があるのに、このクオリティ。
ブツッと謎を残して終わるラストとか、好きです。
続いての伊坂氏も余韻を残した終わり方をしていて面白かったです。


リレー小説のように登場人物や出てくる場所が各作品でリンクしていて、全員で蝦蟇倉市という街を作り上げています。
第2弾も出ているので、さらに蝦蟇倉市ができ上がっていきますね。気になる宗教団体も、今後の物語に絡んできそうな予感。
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by MameBean | 2010-06-18 17:56 | 借りた本─ミステリ

川に死体のある風景

川に死体のある風景
(綾辻行人 有栖川有栖 歌野晶午 大倉崇裕 佳多山大地 黒田研二 / 東京創元社)

 * * * * * * * *
6人の豪華執筆陣が「川と死体」をテーマに競作した、ミステリ・アンソロジー。


玉川上死(歌野晶午)/水底の連鎖(黒田研二)
捜索者(大倉崇裕)/この世でいちばん珍しい水死人(佳多山大地)
悪霊憑き(綾辻行人)/桜川のオフィーリア(有栖川有栖)

『川に死体』が流れてくる、もしくは浮かんでいるって2時間もののサスペンスでよくあるシチュエーションですよね。オーソドックスで結構好きだったりします^^;

実在の川だったり架空の川だったり、海外の川だったり、山にある川だったり。
このアンソロジーでは、『川』というテーマでもその風景はそれぞれ違っている。あとがきを読むと、六者六様のテーマに対するアプローチの過程が分かって面白い。

ビジュアル的に『川』&『死体』がイメージ通りでストレートだったのが、この競作の発起人でもある歌野晶午氏の『玉川上死』。これがいちばん好きかな。
あとは『悪霊憑き』という意外なアプローチをした綾辻行人氏、硬質な感じがする『捜索者』も結構好きです。ただ、『川』じゃないけど^^;

短編集だからか、全体的にスケールが大きくなくて、トリックらしいトリックがあるものが少なかったのが残念。
綾辻氏の幻の実名『川ミス』が実現していたら、相当面白くなっていたのかも‥‥。
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by MameBean | 2006-09-29 14:55 | 借りた本─ミステリ

七つの黒い夢

七つの黒い夢
(乙一 :恩田陸:北村薫:誉田哲也:西澤保彦:桜坂洋:岩井志麻子 / 新潮社)

 * * * * * * * *

「小説新潮』誌に掲載された作品を中心とした7編のダーク・ファンタジーのアンソロジー。


何でこのタイトルなんでしょうかね?
てっきりホラーだと思って借りました。「夢」がテーマなのかな?
「ダーク・ファンタジー」ということですが、別にダークでもありません。
どちらかというとほのぼのした印象。

似たテーマでも青に捧げる悪夢の方がテーマが伝わってきて出来がよいです。


1話が10分くらいでさらさらっと読めてしまうので、通勤中読むのにはいいのかな。でもすぐ読み終わっちゃうけど。


面白いなと思ったのは「桟敷がたり」(西澤保彦)と「10月はSPAMで満ちている」(桜坂洋)。どちらも特に事件は起こらないけどミステリっぽい謎解き。
「10月は‥‥」は登場人物が個性的でいい味出してます。この作者の他の作品を読んでみたいと思っただけでも、この本を借りてよかったと思うことにします。

でも夏ということでホラーが読みたいと思っていた私はかなり消化不良‥‥。

来月あたりホラー月間にしてみようかな。
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by MameBean | 2006-07-13 14:09 | 借りた本─ミステリ
気分は名探偵—犯人当てアンソロジー
(我孫子 武丸 霧舎 巧 貫井 徳郎 法月 綸太郎 有栖川 有栖 / 徳間書店)

 * * * * * * * *

ガラスの檻の殺人(有栖川有栖)/蝶番の問題(貫井徳郎)/
二つの凶器(麻耶雄嵩)/十五分間の出来事(霧舎巧)/
漂流者(我孫子武丸)/ヒュドラ第十の首(法月綸太郎)
夕刊フジに連載された懸賞付き犯人当てミステリ6編。


問題編・解答編からなる犯人当てミステリアンソロジー。
本のタイトルそのまんまですね。

小さい頃、問題編が1ページでページをめくるとトリックが載っている、クイズみたいなトリック当ての本が好きだったのを思い出しました。(トイレットペーパーに書かれたダイイングメッセージを裏返して読むと犯人の名前になる、とかあったなぁ(笑))

普段、ミステリを読む時や2時間もののサスペンスを観る時も犯人を当てよう!と思って観ていないので、すぐに解答編を見たくなってしまいます^^;

ちょっと引っかかったり違和感を感じる部分はあるんですけどね。それが何故なのかまでは考えが至らない。
おもしろいな、と思ったのが「蝶番の問題」「漂流者」。どちらも叙述系です。
あとは「ガラスの檻の殺人」が、凶器をどこに隠したのか?という分かりやすい構成だったのがよかったです。事件とギリシャ神話を絡めている「ヒュドラ第十の首」は法月さんらしいなぁと思います。


最後の作者たちの座談会(これもクイズになっている)では、新聞連載・犯人当てミステリ執筆の苦労話が読めるのもいいですね。
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by MameBean | 2006-06-28 16:04 | 借りた本─ミステリ

赤に捧げる殺意

赤に捧げる殺意
(有栖川 有栖:折原 一 :太田 忠司 :赤川 次郎: 西澤 保彦: 霞 流一 :鯨 統一郎 :麻耶 雄嵩 / 角川書店)

 * * * * * * * *

火村&有栖、メルカトル鮎、狩野俊介…名探偵たちが謎に挑むミステリ・アンソロジー。

青に捧げる悪夢と対になっているようです。
ホラー色の強かったあちらに対して、こちらは探偵もの・謎解きメイン。

短編ゆえに謎解きもこじつけっぽく感じるし、インパクトが弱いかな。
でも久しぶりに読んだ赤川次郎の「命の恩人」が面白いな、上手いなとあらためて感じた。

印象に残ったものをあげるとすると、変わった安楽椅子探偵の「Aは安楽椅子のA」と
バカミス(って紹介されてた)「タワーに死す」。
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by MameBean | 2006-04-10 15:08 | 借りた本─ミステリ

青に捧げる悪夢

青に捧げる悪夢
(恩田 陸:近藤 史恵:小林 泰三:乙一:若竹 七海ほか / 角川書店)

 * * * * * * * *
 
恩田陸、乙一、篠田真由美など、豪華著者が書き下ろしたミステリアンソロジー。

「悪夢」をテーマにしたアンソロジーなのだろうか。
ホラーものが多かった。

その中で若竹七海さんの「三度のサマータイム」は青春恋愛ものっぽくてよかった。
ミステリやホラーの要素もありつつ、重くなく爽やかな読後感。
この話の続編のようなものがあるそうなので読んでみたくなった。
若竹さんの作品は初めてで、いろいろな作家さんの作品が読めるのがアンソロジーならでは。
お目当てで借りた乙一もリアルでよかったです。
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by MameBean | 2006-03-15 15:39 | 借りた本─ミステリ