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図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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Story Seller〈2〉

Story Seller〈2〉 (新潮文庫)

新潮社

伊坂幸太郎、近藤史恵、米澤穂信など、人気作家7人による夢の競演 第2弾!

・沢木耕太郎「マリーとメアリー」
・伊坂幸太郎「合コンの話」
・近藤史恵「レミング」
・有川浩「ヒトモドキ」
・米澤穂信「リカーシブル」
・佐藤友哉「444のイッペン」
・本田孝好「日曜日のヤドカリ」

前作に引き続き、看板に偽りなし。

メンバーは前作の執筆陣とほとんど同じですね。道尾氏→沢木氏の違いだけ。
前作の続編的なストーリーの人もいれば、全く違うストーリーの人も。このへんのアプローチの仕方の違いも人それぞれですね。

特に面白かったものをいくつか。

「合コンの話」は合コンの日に起った出来事を描いたもの。物騒な首折り事件を絡ませつつ、そういうラスト!?という意外性。

「レミング」はまたしてもサクリファイス外伝的な物語。この方にはもうテッパンですね。エースになった石尾を描いたもの。


「ヒトモドキ」はありそうなトラブルが題材だけど、まるで自分の身に起っているかのようなリアリティ。その執念、怖ッ!

「444のイッペン」前回の続編。主人公・土江田の謎の過去が少し分かってきました。ミステリ小説の主人公らしからぬ土江田、探偵役らしからぬ赤井のキャラクタが結構好きです。



第3弾も出てるみたいで、執筆者にさだまさしとか、またしても気になる予感!
# by MameBean | 2010-04-23 18:48 | 借りた本─ミステリ

はじまりました、新参者

はじまりました、新参者。
加賀がトリックの上田教授みたい〜。きっと映画と同時期に撮影してたんだな。
最近、番宣で阿部ちゃんの露出が多くてうれしいです。サンジャポにVTR出演してましたよ。
人形町に行けば会えるかな〜


久しぶりにドラマの面白そうなクールになりました。
でも新参者と臨場、警部補 矢部謙三しか追えてない‥‥。
ジェネラル・ルージュ見逃しました〜

ずっと観てたBONES が終わっちゃったのが寂しい。シーズン3も放送してくれないかな。
# by MameBean | 2010-04-20 18:58 | ちょっとブレイク

少し変わった子あります

少し変わった子あります

森 博嗣 / 文藝春秋


失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が食事に相伴してくれるという‥‥。

名前とかどんな職業についているのかって、たいした意味を持っていないんだな、と思う。むしろそういう情報があるからこそ、その人の本質が見えなくなることもあったり。

看板も名前もないお店。
初めて会った他人と食事をする。その人と食事をするのはその1回限り。
スナックやクラブのような接客をするわけではなく、時には会話もあるけど、あとはお互いにただただ食事をする。そんな不思議なお店。

友人にそのお店のことを聞いた主人公の教授は、そのお店に行くようになり、気がつけばだんだんとそのお店の魅力にとりこまれていく。たんたんと静かに物語は進むのに、どこかひやっと寒くなるような感覚。

主人公が大学教授ということで、どうしても森氏をイメージしてしまいます。それがよけいに現実と虚構との差をあいまいにしている気がします。

それにしても食べ方でお里が知れますよね。この本を読んでから、自分がどんな風に食事をしているのかがすごく気になるようになりました。
# by MameBean | 2010-04-08 18:10 | ─小説・エッセイ

4/7 予約状況

・ソウル・コレクター
・私の家では何も起こらない
・まいにち食べたい“ごはんのような”クッキー
・学問
・蝦蟇倉市事件 1
・エデン
・ケーク・サレ
・「ニコラのパン」が焼ける本

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ずっと予約待ちしてたダブル・ジョーカー、取りに行けませんでしたー(;;)
先週は2冊も予約取り消されちゃったし。
最近こんなのばっか。
# by MameBean | 2010-04-07 18:17 | 予約状況

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ_e0030112_17481167.jpg名探偵ホームズと医師ワトソンは、怪しい黒魔術を使い、女性を次々と殺害するブラックウッド卿を逮捕する。だが、処刑されたはずのブラックウッドが蘇る‥‥。



ガイ・リッチーの作品はリボルバーを観たことがあります。急に映像がアニメになったり、現実と精神世界がごちゃ混ぜになったりして、難解な映画でした。
そんな監督の作品なので、イメージしてたホームズ像ではないんだろうな、と思ってました。

家の中で銃を発砲したり、危険な実験をしたり、ファイトクラブみたいなところでボクシングしたり。私の中では冷静沈着な英国紳士だったのでかなりイメージと違うホームズ。
でもこれってけっこう原作に基づいているみたいですね。そういえば私、ホームズってちゃんと読んだことあったっけ。
バスカヴィル家の犬、まだらの紐、赤毛組合、踊る人形‥‥。あんまり覚えてないなぁ。しかも小学生の頃ジュブナイル版とかで読んでた気がします。ジュブナイル版じゃ、きっとホームズの薬物依存だとかの描写ないですよね。

ワトソンのフィアンセにジェラシーなホームズ。ホームズには迷惑をかけられっぱなしなのに突き放せないワトソン。ふたりの関係も想像していたものとは違うけど、これはこれでお互いに信頼し合っているんですよね。

軽快なカメラワークとスタイリッシュな音楽使い。そして映像では19世紀末のロンドンを再現していて、どんよりとした空と、造船所や建設中の大きな橋。なかなか見応えあります。

死んだはずのブラックウッド卿が蘇り人を殺すという謎解きもあり、派手なアクションもあり。ホームズ好きな人には分かるようなネタもあったりして、ホームズファンもそうじゃない人も楽しめるような映画でないでしょうか。
# by MameBean | 2010-04-05 18:36 | 映画・DVD