図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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ノーフォールト(下)

ノーフォールト(下)

岡井 崇 / 早川書房


患者の遺族から訴訟を起こされた奈智。裁判で弁護士から執拗な追及を受けた奈智は、心に深い傷を負ってしまう‥‥。

奈智を精神的にも追い込んだ裁判。
裁判によって奈智がぼろぼろになり、患者さんと前のようないい関係が築けなくなっていく姿が辛かったです。
日本の医療が訴訟化し、それが医師を苦しめ、医師と患者との関係が歪んだものに‥‥という悪循環。日本の医療もアメリカのようになっていってしまうのでしょうか。

諸外国と比較し、上巻よりもさらに日本の産科の問題を掘り下げています。
医者が訴訟を意識した医療をする。そんな医療に日本も向かいつつあるんですね。
最近一般的になってきているインフォームドコンセントも、判断を患者に任せることで訴訟になった時の逃げ道を作る、という側面もあるそう。

最後に意外な人からの手紙が届き、日本の医療の問題点が熱い想いで語られます。その手紙のなかで出てくるのが「ノーフォールト」という無過失補償制度。
これは諸外国で実施されている制度で、過失の有無を争うのではなく、まず患者を補償するというもの。病院も患者も遺族も救われる制度。著者が日本でも実施されるのを望んでいます。そんな制度ができることを私も切に望みます。
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# by MameBean | 2010-02-05 18:11 | ─小説・エッセイ

2/3 予約状況

・ダブル・ジョーカー
・Blue
・ソウル・コレクター
・ビッチマグネット
・製鉄天使
・私の家では何も起こらない
・まいにち食べたい“ごはんのような”クッキー
・ 学問
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .

予約してた山田詠美の学問、予約取り消しされてました。
今日、取りに行こうと思ってたのに!
同じくプリンセス・トヨトミも借りれなかった‥‥。
毎週のように図書館行ってるのに、ずっと予約待ちしてた本が借りれない間の悪さ‥‥。
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# by MameBean | 2010-02-03 18:28 | 予約状況

板尾創路の脱獄王

e0030112_17382180.jpg時は昭和初期。脱獄を繰り返しては捕まる囚人・鈴木。彼の真の目的は?







昔ごっつええ感じでやってた、板尾さんが水からザバッと出てきてひと言つぶやくコント「板尾係長」が好きでした。板尾さん独特の言葉のセンスとシュールな笑いが好きなんですよね。
最近はお笑いよりも、映画やドラマでの俳優としての活躍が多かった板尾さんですが、この度監督&主演デビュー。

ストーリーは単純明快。板尾演じる鈴木は脱獄しては捕まり、また脱獄して‥‥の繰り返し。そんな鈴木に國村隼演じる看守長は次第に興味を持ち始める。
脱獄の手段はプリズンブレイクとは比べ物にならないくらいのシンプルさ。これはもう執念だけですね。脱獄する度に体罰がどんどん厳しくなるのに、脱獄をやめない鈴木の真の目的とは?

ストーリーは分かりやすくていいと思うんですが、逆にもうちょっと深い部分もあってよかったかも。鈴木の過去とか、看守長のこととか描いたり。戦況もストーリーに関係していくのかと思いましたが、これと言って関係なかったのが残念。

しかしラストを単なるいい話で終わらせないあたり、板尾さんらしいなぁと思います。ここまでやって、このツメの甘さ(笑) 随所にクスクスと漏れる笑いも仕掛けられています。

そういえば、板尾さん舞台降板のニュースがありましたが、舞城氏原作の「NECK」舞台版に出る予定だったんですね。残念ですけど、ゆっくり静養していただきたいです。
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# by MameBean | 2010-02-01 17:59 | 映画・DVD

四畳半神話大系 も!

またしても映像化の情報が。

モリミー「四畳半神話体系」がノイタミナでアニメに。

キャラクター原案は「夜は短し‥」の表紙イラストでお馴染み中村佑介氏。
主要キャラクタのイラストが出てますね。
四畳半はわりと最近読んだのにもう記憶がおぼろげなんですが、いちばん左が羽貫さん?もっとオトナっぽい感じだと思ってたのに、ギャルちっく。で、右が香織さんかぁ。

繰り返し同じ展開が続く四畳半が、いったいどういう風にアニメになるんでしょー。
放送は4月から。
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# by MameBean | 2010-01-29 18:33 | ちょっとブレイク

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

三浦 しをん / 徳間書店

高校を卒業し、身の振り方の決まらない平野勇気が強引に行かされた場所は三重県の山奥にある神去村。ここで俺はいったい何をやらされるのか‥‥。

都会育ちの勇気がいきなり放り込まれたのは林業の道。右も左も分からぬ若者が林業という斜陽産業に携わる。しかも高齢化のすすんだ若者がいない村で。

私は田舎育ちなんで、若者がいないとかコンビニがないとか携帯が使えないとか、そんなのわりとどうってことないんですが(笑)、真逆の環境で育った人にはつらいんでしょうねー。
「なあなあ」とは神去の方言で、「ゆっくり行こう」とか 「まあ落ち着け」と言った意味の言葉。これが神去村の人たちののんびりとして、でもどこか飄々とした気質をよくあらわしています。

最近のエコブーム(?)で、植林はクローズアップされてきましたが、木を、森を育てることがこんなにも大変だとは。枝を落とし、余分な木を伐採するのは人の手を加えないといけませんからね。

神隠しや一風変わったお祭りのことなどを通して、山の持つ不思議な力が描かれます。こういう不思議な力が信じられるのも山の魅力。村の人たちの自然に対する諦めというか抗わず受け入れる姿勢は、現代にも脈々と受け継がれているんですね。
勇気もこれを受け継いで、森を崇め、林業を続けていくのか。もっと読みたいなー。恋の行方も気になるし。
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# by MameBean | 2010-01-28 18:25 | ─小説・エッセイ
2010年本屋大賞のノミネート作品が発表されました。

▽村上春樹「1Q84」(新潮社)
▽夏川草介「神様のカルテ」(小学館)
▽三浦しをん「神去なあなあ日常」(徳間書店)
▽有川浩「植物図鑑」(角川書店)
▽東野圭吾「新参者」(講談社)
▽冲方丁「天地明察」(角川書店)
▽小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」(文芸春秋)
▽藤谷治「船に乗れ!」(ジャイブ)
▽川上未映子「ヘヴン」(講談社)
▽吉田修一「横道世之介」(毎日新聞社)

以上10作品。
「1Q84」が入っているせいか、ベストセラーどころがノミネートされている印象。
今読んでいるモリミーの「宵山万華鏡」とか、万城目氏の「プリンセス・トヨトミ」とか入りそうだと思ったんですけどね〜。

大賞の発表は4月20日。
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# by MameBean | 2010-01-27 18:53 | ちょっとブレイク

インシテミル 映画化!

びっくりニュース。

米澤氏の「インシテミル」が映画化。
しかもホリプロの創立50周年記念映画として制作されるそうで、キャストが豪華。
藤原竜也、綾瀬はるか、阿部力、石原さとみ、片平なぎさ、北大路欣也、武田真治、平山あや‥‥など。監督はリングの中田秀夫監督。
主人公が藤原竜也、お嬢様が綾瀬はるか、でしょうか。
ニュースなどには「殺人ゲーム」だの「殺し合い」だのと書かれてて、バトルロワイヤルみたいな物騒な映画のような報じられ方ですねぇ。

今年3月クランクイン、本秋公開予定。
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# by MameBean | 2010-01-25 19:42 | ちょっとブレイク

食堂かたつむり 試写会

e0030112_17501236.jpg失恋のショックで声を失った倫子は山あいのふるさとに戻り、実家の倉庫を改装して小さな食堂をはじめる。






はじめての試写会です。

同名小説の映画化。
歌があったり、コラージュ風のイラストがあったりで、ブラックユーモアをまじえたおとぎ話のような映画でした。カワイイと悪趣味とのぎりぎりなさじ加減の映像で(ほめてます)、原作は読んでませんが、これは映像で観てもいいかも。

喋ることができなくなった倫子が、今まで受け入れられずにいた自由奔放でだらしがない母親のすむ実家に帰ることになります。
実家の倉庫を改装して作った食堂。お客様は1日にたった1組だけ。
倫子の料理を食べた人は幸せな気持ちになり、良い出来事がおこる。
いつしか倫子の料理を食べると願い事が叶うという噂が広まる。

倫子が料理をする前にするおまじないのような儀式。食べ物を慈しむような姿勢に、料理は人を幸せにする、そんなことを考えながら観ました。
e0030112_17575632.jpgざくろ入りのカレー、イチジクのサンドイッチ、りんごのぬか漬け、子羊のグリルには野生のきのこをそえて。レシピを知りたくなりました。倫子のレシピノート、見てみたいなー、と思ったらジュテームスープのレシピ発見。スープストックでも食べれるみたいだけど、このスープは誰かのためを思って作った方がよさそう。

全編を通して描かれるファンタジーのような世界観。しかし失恋のいきさつとか倫子の出生の秘密なども歌にのせて語られるので現実感がなく、いまいち感情移入しにくい部分がありました。お父さんが水鉄砲だとかちょっと悪ノリが過ぎるぞ。
ピリッとしたシリアスな部分ももう少し欲しかったところです。ラストの手紙のところとかはすごく好きです。というか号泣でしょっぱかった‥‥。

2月6から全国公開
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# by MameBean | 2010-01-22 18:52 | 映画・DVD

スカイツリー 成長中

e0030112_18224060.jpg新東京タワーことスカイツリー。

現在270mくらいのようです。はじめて見ました。もうこんなに長くなってるんですね。
赤い東京タワーとは違ってブルーなタワー。
完成時の高さは高さ634mですが、鉄塔本体(?)みたいな部分はだいぶでき上げっているますね。

これ、夜になったらどんな風にライトアップされるんでしょー?
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# by MameBean | 2010-01-20 18:36 | ちょっとブレイク

グラーグ57〈上〉

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

トム・ロブ スミス / 新潮社


物語は『チャイルド44』の3年後―。スターリン政権を批判したフルシチョフの報告書により、かつての捜査官や密告者たちに危険が迫る‥‥。

『チャイルド44』の続編にあたり、前作での事件から3年後が描かれます。
前作同様、時間と視点が次々変わりどういう事件になっていくのかが全く予想ができない始まり。
前作の終わりで養子を迎えたレオとライーサ夫婦のその後が描かれています。
殺人課を立ち上げ変わろうとしているレオ、そしてそんな彼のことを少しずつ受け入れ始めているライーサ。
やっと夫婦になりかけたふたりに、またしても危険が迫ってくる。
それはいままでの自分。
ソ連という国が変わり始め、レオたちがかつてやっていたことに対する見方も変わってしまう。
下水道での追走劇や囚人輸送船内での争闘など、前作よりもアクション要素が増え、ハラハラしっぱなしです。レオは今回もまた囚人として護送されるんですねぇ。なんてタフな人なんだ‥‥(笑)
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# by MameBean | 2010-01-18 18:44 | 借りた本─ミステリ