図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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倒立する塔の殺人

倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)

皆川 博子 / 理論社

戦時中のミッションスクール。少女たちの間では、小説の回し書きが流行していた

太平洋戦争時のミッションスクールのチャペルで見つかった一人の少女の死体。
美しい蔓薔薇模様が描かれた一冊のノート。
そこに書かれた「倒立する塔の殺人」という物語。
これを書いたのは誰なのか? 倒立する塔とは一体?

ミッション系の女学校、そして時代背景が終戦間近ということもあって、独特な雰囲気が漂っています。
登場する少女達の共通点がカラマーゾフだったり、エゴンシーレの絵に魅了されていたりと、なんだか耽美な雰囲気。時代背景が時代背景なので、少女達は若いながらも死が身近にある。だからそこ小説や絵画の世界を空想することで現実から逃げていたとも思えます。

一冊のノートから読み解く少女達の思い。憧れだったり妬みだったり。女学校という環境はちょっと特殊な世界ですよね。これは私が共学しか通ったことのないからかもしれませんが。


 わたくしは、わたくしを裏切った相手を、
 狂わせるつもりでおります
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# by MameBean | 2010-06-11 18:56 | 借りた本─ミステリ

6/4 予約状況

・私の家では何も起こらない
・まいにち食べたい“ごはんのような”クッキー
・どこにもないホームベーカリーレシピ
・おべんとうの時間
・ミアズブレッドのパンづくりとおいしい食べ
・ソウル・コレクター
・ザ・万遊記
・道徳という名の少年
・ペンギン・ハイウェイ
・蝦蟇倉市事件 2

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まったく図書館に行けてません。
予約取り消されてばっかり、って最近こんなことばかり書いているような‥‥。

今週こそは行きます。
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# by MameBean | 2010-06-03 18:35 | 予約状況

ベベ・ベネット、秘密諜報員になりきる (創元推理文庫)

ローズマリー・マーティン / 東京創元社

ブラッドリーの元、老舗トイショップで働くベベ・ベネット。お店でピエロとして働くキンカーが殺され、第1発見者のベネットは容疑者に。

読んでみたかったベベ・ベネットシリーズ第3弾。
献本いただきました。
が、本作がシリーズ最終みたいですね、残念。

1作目はベネットの友人が容疑者に、2作目はブラッドリー、そして本作ではベベが容疑者に。ベベは身近で事件がおこりやすく、さらに首を突っ込みやすい体質のようです。

ブラッドリーとはベベがが想いを寄せる男性で、かつ上司。

彼との関係は前作でかなりいいところまで行ったようですが、その後ちょっと他人行儀な関係に戻ってしまったらしい。
思い違いや行き違いがあって、なかなか素直にブラッドリーに想いを伝えられず誤解もあったりして、一歩進んではまた戻るようなふたりの関係にやきもきしたり。
でもこのシリーズはミステリというよりもベベの恋模様がメインみたいですね。

ベラッドリーへの恋の悩みや、メイク、ファッションなどガールズトークが満載。マスカラが落ちないようにとか、グロスに張り付いた髪を気にしたりとか、かなり描写が細かいです。物語の設定が60年代なのでその時代のファッションやカルチャーが今読んでも古ぼけてなくてキュート。サイハイブーツにミニのワンピース、可愛いなー。

ゴーゴーブーツを履いて事件関係者に聞き込みして回ったり、犯人の家に忍び込んだり、とイメージは007。こういうごっこ遊びが好きなのも、女の子ならではですね。

※この本は「本が好き!」経由で献本いただきました。

ベベ・ベネット、秘密諜報員になりきる
  • ローズマリー・マーティン
  • 東京創元社
  • 1260円
Amazonで購入
書評

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# by MameBean | 2010-05-24 18:27 | 借りた本─ミステリ

製鉄天使

製鉄天使

桜庭 一樹 / 東京創元社


鉄を味方につけ、レディース〈製鉄天使〉を結成し、中国地方にその名を轟かせた伝説の女、赤緑豆小豆。

小豆の中学入学直前から始まる本作。名前こそ違うけど、中国地方の製鉄所と不良少女、不思議な能力というキーワードで赤朽葉家の外伝的な作品だとピンときます。

桜庭氏のインタビューで「花のあすか組!」をイメージして書いたようなことを読みましたが、まさにあすか組の世界。
あぁ、私も読んでましたよ‥‥。おシャンだとかマスコットだとかなつかしい。武器商人みたいな人もいるし。
本作、そんなノベライズのような世界観で、言葉も台詞じみているし、ちょっと感情移入はしにくい。小豆の鉄を操る特殊な能力とか、ハイウェイダンサーの牛糞で文字を書く(笑)特技とかも。
でもあすか組好きだったのでこういうの嫌いじゃないです。読む人によって好みは分かれそうですけどねー。

少女から、大人へ。たった数年の物語だけど、ぎゅっと詰まった濃い時間。
こういう一代記みたいなのを描くのが上手いのが桜庭氏。

幕間に挟まれる物語の謎の語り手。
正体が誰なのか、どうしてそんな状況になったのか。最後に分かった時はなるほど!と思ったと同時に、笑っちゃいました。
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# by MameBean | 2010-05-14 18:35 |     ─小説・エッセイ

軍艦島 上陸

ひと足早くとったGWで九州行ってきました。
メインイベントは軍艦島!

e0030112_1613516.jpg軍艦島に観光客が上陸・見学できるようになってちょうど1年。
一年のうち1/3は波の影響で上陸できないというのに、ばっちり上陸できました。

見学できるのは島の南西、炭坑のあったあたりのごく一部。
現在も少しずつ崩れてきているので、建物の中に入ることはできません。

台風の影響を受けやすい東側には炭坑で働く人たちの住居。西側には炭坑。そして高台には幹部職員の住居。炭坑を守るのを最優先に考えられた配置。

遠ざかっていく船から見ると、ほんとに軍艦が海に浮かんでいるみたい。

ほんの数十年前にはここにものすごいたくさんの人が住んでいたんですよねー。
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# by MameBean | 2010-05-14 18:17 | ちょっとブレイク

Story Seller〈2〉

Story Seller〈2〉 (新潮文庫)

新潮社

伊坂幸太郎、近藤史恵、米澤穂信など、人気作家7人による夢の競演 第2弾!

・沢木耕太郎「マリーとメアリー」
・伊坂幸太郎「合コンの話」
・近藤史恵「レミング」
・有川浩「ヒトモドキ」
・米澤穂信「リカーシブル」
・佐藤友哉「444のイッペン」
・本田孝好「日曜日のヤドカリ」

前作に引き続き、看板に偽りなし。

メンバーは前作の執筆陣とほとんど同じですね。道尾氏→沢木氏の違いだけ。
前作の続編的なストーリーの人もいれば、全く違うストーリーの人も。このへんのアプローチの仕方の違いも人それぞれですね。

特に面白かったものをいくつか。

「合コンの話」は合コンの日に起った出来事を描いたもの。物騒な首折り事件を絡ませつつ、そういうラスト!?という意外性。

「レミング」はまたしてもサクリファイス外伝的な物語。この方にはもうテッパンですね。エースになった石尾を描いたもの。


「ヒトモドキ」はありそうなトラブルが題材だけど、まるで自分の身に起っているかのようなリアリティ。その執念、怖ッ!

「444のイッペン」前回の続編。主人公・土江田の謎の過去が少し分かってきました。ミステリ小説の主人公らしからぬ土江田、探偵役らしからぬ赤井のキャラクタが結構好きです。



第3弾も出てるみたいで、執筆者にさだまさしとか、またしても気になる予感!
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# by MameBean | 2010-04-23 18:48 | 借りた本─ミステリ

はじまりました、新参者

はじまりました、新参者。
加賀がトリックの上田教授みたい〜。きっと映画と同時期に撮影してたんだな。
最近、番宣で阿部ちゃんの露出が多くてうれしいです。サンジャポにVTR出演してましたよ。
人形町に行けば会えるかな〜


久しぶりにドラマの面白そうなクールになりました。
でも新参者と臨場、警部補 矢部謙三しか追えてない‥‥。
ジェネラル・ルージュ見逃しました〜

ずっと観てたBONES が終わっちゃったのが寂しい。シーズン3も放送してくれないかな。
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# by MameBean | 2010-04-20 18:58 | ちょっとブレイク

少し変わった子あります

少し変わった子あります

森 博嗣 / 文藝春秋


失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が食事に相伴してくれるという‥‥。

名前とかどんな職業についているのかって、たいした意味を持っていないんだな、と思う。むしろそういう情報があるからこそ、その人の本質が見えなくなることもあったり。

看板も名前もないお店。
初めて会った他人と食事をする。その人と食事をするのはその1回限り。
スナックやクラブのような接客をするわけではなく、時には会話もあるけど、あとはお互いにただただ食事をする。そんな不思議なお店。

友人にそのお店のことを聞いた主人公の教授は、そのお店に行くようになり、気がつけばだんだんとそのお店の魅力にとりこまれていく。たんたんと静かに物語は進むのに、どこかひやっと寒くなるような感覚。

主人公が大学教授ということで、どうしても森氏をイメージしてしまいます。それがよけいに現実と虚構との差をあいまいにしている気がします。

それにしても食べ方でお里が知れますよね。この本を読んでから、自分がどんな風に食事をしているのかがすごく気になるようになりました。
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# by MameBean | 2010-04-08 18:10 |     ─小説・エッセイ

4/7 予約状況

・ソウル・コレクター
・私の家では何も起こらない
・まいにち食べたい“ごはんのような”クッキー
・学問
・蝦蟇倉市事件 1
・エデン
・ケーク・サレ
・「ニコラのパン」が焼ける本

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ずっと予約待ちしてたダブル・ジョーカー、取りに行けませんでしたー(;;)
先週は2冊も予約取り消されちゃったし。
最近こんなのばっか。
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# by MameBean | 2010-04-07 18:17 | 予約状況

シャーロック・ホームズ

e0030112_17481167.jpg名探偵ホームズと医師ワトソンは、怪しい黒魔術を使い、女性を次々と殺害するブラックウッド卿を逮捕する。だが、処刑されたはずのブラックウッドが蘇る‥‥。



ガイ・リッチーの作品はリボルバーを観たことがあります。急に映像がアニメになったり、現実と精神世界がごちゃ混ぜになったりして、難解な映画でした。
そんな監督の作品なので、イメージしてたホームズ像ではないんだろうな、と思ってました。

家の中で銃を発砲したり、危険な実験をしたり、ファイトクラブみたいなところでボクシングしたり。私の中では冷静沈着な英国紳士だったのでかなりイメージと違うホームズ。
でもこれってけっこう原作に基づいているみたいですね。そういえば私、ホームズってちゃんと読んだことあったっけ。
バスカヴィル家の犬、まだらの紐、赤毛組合、踊る人形‥‥。あんまり覚えてないなぁ。しかも小学生の頃ジュブナイル版とかで読んでた気がします。ジュブナイル版じゃ、きっとホームズの薬物依存だとかの描写ないですよね。

ワトソンのフィアンセにジェラシーなホームズ。ホームズには迷惑をかけられっぱなしなのに突き放せないワトソン。ふたりの関係も想像していたものとは違うけど、これはこれでお互いに信頼し合っているんですよね。

軽快なカメラワークとスタイリッシュな音楽使い。そして映像では19世紀末のロンドンを再現していて、どんよりとした空と、造船所や建設中の大きな橋。なかなか見応えあります。

死んだはずのブラックウッド卿が蘇り人を殺すという謎解きもあり、派手なアクションもあり。ホームズ好きな人には分かるようなネタもあったりして、ホームズファンもそうじゃない人も楽しめるような映画でないでしょうか。
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# by MameBean | 2010-04-05 18:36 | 映画・DVD