図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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火村英生に捧げる犯罪

火村英生に捧げる犯罪

(有栖川 有栖 / 文藝春秋)


大阪府警に届いた手紙。そこには府警並びに火村に対する挑発が記されていた‥‥(表題作)。

短編とショートショートを織り交ぜた8編。
ショートショートはアイデア勝負なところがありますが、火村の一人称で彼の語りのみの「鸚鵡返し」とか意外性がありました。トリックも大胆でかなり意外でしたが(笑)
私も電車待ちのあいだにいろんな事件の話をきかせてほしいです。

アリスと火村が離ればなれ(?)の中、それぞれの抱える事件が交差するのが、表題作「火村英生に捧げる犯罪」。火村とシリアルキラーの頭脳戦‥‥のようなものを想像していたので、若干肩すかし気味でした。そして珍しく(?)アリスが事件を解決するきっかけを作ります。しかし大阪府警でのアリスの言われようったら、かわいそうです(笑)

離ればなれと言えば、火村が安楽椅子探偵ぶりを示すのが「殺風景な部屋」。携帯電話を用いたものなので、必然的に時代の流れを感じますが、かたや火村が住んでる下宿というものは最近は見かけないですよねー。「偽りのペア」には下宿のおばあちゃんが久しぶりの登場です。

私的ベストは雪の上の足跡の「あるいは四風荘殺人事件」。図解が挿入されていて、こういうのワクワクしますね(笑)クローズド・サークルものなので、学生アリスシリーズで長編になりそうな雰囲気があります。クローズド・サークルと言えば学生アリスシリーズのイメージが‥‥。
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by MameBean | 2008-12-18 17:56 | 借りた本─ミステリ

アンドリュー・ワイエス

e0030112_17191852.jpgアンドリュー・ワイエス〜創造への道程

アメリカの画家です。
ワイエスがどのように作品を制作しているのかがよく分かる展覧会でした。
ひとつの作品を仕上げるまでに生まれた、何点もの習作が展示されています。習作では手だけとか籠だけとかパーツごとに細かく描いていたり、構図が変わったり。
本番の作品よりも習作の方が好きだったりするものもありました。『火打石』や『幻影』なんかは習作の方がダイナミックで好きです。
習作は何点かあるのに肝心の作品は実物がなかったりしたのが残念でしたが。

今回は動物の絵が少なかったんですけど、ワイエスの描く動物が好きです。
ドライブラッシュを使って毛並みの一本一本までリアルに描かれた狐。人間も産毛まで、毛穴まで見えるようなリアルさです。

ワイエスの絵は物寂しい風景、死にゆく者なのにわずかに『生』を感じさせます。生と死はこんなにも近いんだと思わされます。
そしてアメリカにこんな物寂しく美しい場所があるというのはちょっと驚きです。
館内で上映されていたおじいちゃんになったワイエスのインタビューによると、最近ではハーレーに乗った友人を描いたりしているとか。老いてもなお新しいものにチャレンジする姿勢がすばらしいです。



e0030112_17173640.jpg渋谷に行ったついでに寄った、マークシティの通路に展示された岡本太郎の『明日の神話』。横30メートルの巨大壁画です。
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by MameBean | 2008-12-16 18:19 | ちょっとブレイク

荒野

荒野

(桜庭 一樹 / 文藝春秋)

中学に入学したばかりの山野内荒野(こうや)。一緒に暮らすのは恋愛小説家の父と家政婦。荒野にとってあたり前の生活が、一人の女性によって変わっていく。



父娘の物語ということで「私の男」を連想しましたが、全く違う作品でした。恋愛小説。
一人の女の子が大人の女へと変わっていく過程を一年一年丁寧に描いていて、どちらかというと「赤朽葉家」に近いのかも。こういう描き方って桜庭氏らしいなぁと思います。そして舞台となる街を、物語に彩りをそえるように上手く描いているのも桜庭氏らしい。今作の舞台は鎌倉です。鎌倉いきたいな‥‥。

荒野の家族は父ひとり。蜻蛉みたいでいつもキザな父親にはいつも複数の愛人の影がある。男としては最低だと思うけど、荒野のことは決して小説には書かなかったり、ふと荒野の成長を喜ばしいような寂しいような目で見守っているのは、父親としては及第点かな。

思春期特有の自分の体の変化にとまどったり、桃子さん、蓉子さん、編集さん
といった周りの女性たちから「女」を見せつけられたり。何かと複雑な環境に身を置く荒野ですが、全てを抗うことなく受け入れるその姿勢にだんだん大人の雰囲気がでてきます。
恋をして、その思いが通じて‥‥という少年少女向けの甘い話だけじゃなくて、父と愛人のことなど大人のズルさなども描かれていて、ドキッとさせられます。
あぁ、きっとこれはかつて少女だった人に向けた小説なんですね。

 好きってどういうこと?恋ってなぁに?
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by MameBean | 2008-12-15 18:26 |     ─小説・エッセイ

鴨川ホルモーの茶巾絞り

e0030112_9424271.jpgオニの画像が公開されました。

目、鼻、口はないけど、茶巾絞りでなんとなく顔に見える‥…。
意外とかわいらしい感じです。
着ているものも立派だし。





e0030112_9483867.jpgそして、肝心の主要キャストは、栗山千明のボンちゃんが‥…!あのクールビューティーとは思えません。

映画は来年ゴールデンウイークに全国公開。
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by MameBean | 2008-12-10 09:08 | ちょっとブレイク

12/1 予約状況

・結婚しなくていいですか。
・きのうの世界
・ガリレオの苦悩
・ぬしさまへ
・ナイチンゲールの沈黙
・儚い羊たちの祝宴

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師走ですかー。
お坊さんでもないのに早くも駆け足ですが。

田口・白鳥コンビ第2弾『ナイチンゲールの沈黙』、しゃばけシリーズ第2弾『ぬしさまへ』。思い出したように予約。いやドラマで思い出したんですけどね。ドラマ『うそうそ』は片手間で観てたのですが、昔は江戸から箱根に行くのも舟に乗って〜とこんなに大層なことだったんだな〜としみじみ。今じゃ日帰りもできる手近な温泉ですけど。

映画版・チームバチスタの続編『ジェネラル・ルージュの凱旋』が映画になるみたいですね。
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by MameBean | 2008-12-01 17:47 | 予約状況