図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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ほんのりしあわせ。おうちパン
―ぱん工房「くーぷ」のBakery Diary

(門間 みか / / 集英社)

* * * * * * * *

人気サイト『パン工房くーぷ』の主宰者、門間みかさんのパンレシピ。

今回の本は今までのものに比べて、ちょっと難しめかな。いつもの見開き2ページで1つのレシピじゃなく、2ページで数種類とかなりたくさん載っています。その分お得とも言えるんだけど、クロワッサンとかホシノ天然酵母とか、手順の難易度が高めの印象。みかさんの本でいくつか作ったことがあって、さらにもっといろんなのを作りたい人向けかも。

いつも通り、リッチとリーンの2種類の生地が基本となるんだけど、材料がグラム表記のほかにベーカーズパーセントでも書かれているので、分からない人はみかさんのHPで勉強しておくといいかもしれない。

みかさんのHPはすごく勉強になるし、みかさんのパン作りへの考え方とか共感できるんですよねー。タイトルにある『おうちパン』という言葉はHPでもよく使われているんですけど、HPにみかさんはこんなことを書いてらっしゃいました。

 時間、コスト、手間>出来上がり これはストレス。
 時間、コスト、手間<出来上がり これならばヨロコビ。

なるほどー。家で焼くパンだから、パン屋さんで買うようなパンを作るのは難しいかもしれない。でも普段食べるパンなら、少ない手間で最大限においしいパンがいいはず。
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by MameBean | 2008-01-30 18:53 |     ─料理・生活
ひとりと一匹
富士丸と俺のしあわせの距離

穴澤 賢 / / アーティストハウスパブリッシャーズ

* * * * * * * *

ブログ「富士丸な日々」で人気の、コリーとハスキーの雑種犬・富士丸の飼い主による富士丸への手紙。

富士丸という犬はコリーの父とハスキーの母の間に生まれた雑種犬で、大きさは30kg。大型犬ですが、著者の穴澤さんは1DKの部屋で一緒に暮らしています。環境の悪いブリーダーのもとにいた富士丸を見て、すぐに貰うことを決めたそうです。一目見てビビッとくる感じ、ペットを飼っている人なら経験したことがある方も多いはず(私はハムスターでしたが)。

富士丸と穴澤さんの関係は、最近ありがちなペットに洋服を着せてコスプレさせたり、カフェに連れて行ったり、人間と変わらないようなフードをあげたり‥‥というペットといったものではありません。
犬はペット、として接しながらも、自分の子供のようにも感じている、そんな気持ちが淡々とした文章ながらも伝わってきます。ブログでは『馬鹿丸』なんて書いていたりするけど、温かい思いで富士丸と暮らしているんだなーとこっちまで温かい気持ちになってきます。そして『富士丸と俺のしあわせの距離』というサブタイトル通り、つかず離れずな距離感がいいですね。女の子とずっと一緒にいると束縛されている感じがしてダメだけど、富士丸となら一緒にいても全く気にならないのだそう。これはもう‥‥夫婦ですよね。しかも熟年夫婦(笑)

ブログで見る限りとても大人しくて悪戯なんかしなさそうな富士丸ですが、小さい頃は毎日毎日穴澤さんがいない時にペットシーツをビリビリにして困らせていたんだそう。
留守中、寂しい思いをさせているから帰ってきたらたくさん遊んであげたいのに、悪戯をした富士丸にはしつけのため冷たくしないといけない。そのジレンマに陥っていた時、悪戯をせずに留守番していられた日があったのだそう。その時の思いっきり褒めてあげられた喜び。読んでいるこっちまで嬉しくなりました。犬も十犬十色というか、しつけ書に書いてあることがどの犬にも当てはまるとは限らない。だから根気よくできるようになるまで付き合ってあげられるのはやっぱり愛だと思う。
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by MameBean | 2008-01-28 17:59 |     ─小説・エッセイ

鹿男 第2話

鹿に、狐の『運び番』から『サンカク』を貰ってこいと言われるところから、弧のはでの宴会を経て、印、押されちゃいましたねー。しかもいきなり鹿! 鼻が黒くなって、耳がはえ角がはえ毛が生えて‥‥という玉木宏を期待していたのでちょっと残念!

それにしても藤原先生の役割がよく分からないんですが‥‥。
剣道部の顧問をやっているけど剣道経験者ではないので、小川先生とバトンタッチするんでしょうねー。そうすると出番は‥‥?
学校のこと、歴史のことを解説するだけの役割なんでしょうか。宴会では誰にもお酒をついでもらえず‥‥(笑) 今後の展開にどうやって関わってくるのでしょう。

マドンナに男性陣めろめろでしたねー。わたしには由布姫に見えてしまう‥‥。
真田幸隆(佐々木蔵之介)もいるし。
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by MameBEan | 2008-01-25 18:43 | ちょっとブレイク

家日和

家日和
(奥田 英朗 / / 集英社)

* * * * * * * *

家庭をテーマにした6編の短編集。
■サニーデイ
 ネットオークションにはまった主婦
■ここが青山
 会社が倒産し、主夫となった夫
■家(うち)においでよ
 妻と別居することになった夫
■グレープフルーツ・モンスター
 内職をしている主婦の妄想
■夫とカーテン
 職業を転々とする夫とイラストレーターの妻
■妻と玄米御飯
 ロハスにハマった妻と小説家の夫


どんな家庭が幸せでどんな家庭が不幸かなんて、それぞれの夫婦によって違うのだと気づかせてくれる、そんな「家」をテーマにした6編の短編集。

6編の中で気に入ったのは次の2つかな。

夫が家事をし、妻が働くことになった夫婦を描いた「ここが青山」。
ここで出てくる「青山」とは「人間(じんかん)到る所青山(せいざん)あり」ということわざ(?)の「青山」で、この世の中にはあらゆる所に己の骨を埋める場所がある‥‥という意味らしい。
家事をやってみて、以外と自分は家事が好きなのだと気づく夫。でも世間はそうとは見てくれない。外で働く妻もまた、周りとのズレを感じている‥‥という話。
「人間到る所‥‥」の言葉は、職を失ってから周りの人たちがさんざん言ってくる言葉。でも、なかなか正しくこの言葉を使っている人はいない。私はこの言葉すら知りませんでしたが‥‥。
世間がどう思おうと関係ない。夫婦お互いが居心地のいい家庭こそが、幸せな家庭なんだと思わせてくれる。

妻と別居することとなり、どんどん自分好みの家に変えていく夫を描いた「家(うち)においでよ 」。
それまでの妻が選んだ、雑誌に出てきそうなスタイリッシュなインテリアをやめて、オーディオやマージャンなど趣味に走った部屋にする‥‥。
男の人ってこういう趣味の部屋、好きですよね。どちらか一方が無理をする家庭って、長くは続かないんだろうなー。他人と一緒に暮らすって大変そう、でもふたりって悪くない、と思わせてくれる。


どの話も重いテーマを扱っているわけではないので、さらさらっと軽く読めます。ちょっと軽すぎに感じる部分もありますが、最後にはやはり家族っていいなと思える、そんな6つの家族のカタチ。
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by MameBean | 2008-01-23 02:33 |     ─小説・エッセイ
「自家製酵母」のパン教室
―こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられる

(高橋 雅子 / / パルコ)

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少しのイーストでゆっくり発酵パンの著者の、天然酵母を使ったパンの作り方。
レーズンを基本に、酵母のおこし方が詳しく紹介されています。

天然酵母に興味はあるものの、日中家にいないから私には無理だと思っていました。でも、平日に酵母をおこして週末に焼くタイムスケジュールが載っているので、何だか私にもできそうな気がしてきました。

この本では酵母おこしに失敗した場合の考えられる理由がいくつか挙げられています。
パン工房くーぷのみかさんもよく本に書いてらっしゃいますが、繰り返し繰り返し作って、失敗した場合もどこに問題があるのか自分で考えて、とにかくたくさん作ることが大切なのだと。だからまず最初はレーズン酵母でリュスティックを何回か焼いて下さいとのことです。1回失敗したくらいで諦めちゃダメなんですねー。
季節ごとのコツが記載されているので、冬だから難しいかなという心配も払拭されました。

この本はおしゃれなレシピ本らしからぬレシピ数の多さで、充実しています。
ハードなパンが多いけど、食パンや甘いパンのレシピも載っているので、どれを作ろうか迷いそう。あ、いちばん最初はリュスティックでしたね。
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by MameBean | 2008-01-22 20:25 |     ─料理・生活
鹿男、面白かったー。今クール唯一楽しみにしていたドラマなので。
玉木宏はのだめでのオレ様な千秋様もよかったけど、とことんツイていない鹿男はもっとよかったです。前髪おろしてて茶色のトレーナーを着ているあたり、すんごく好きだー。そして、新しい服には汚れがつき、剣道の試合の前には骨折し、入った会社は入社式に倒産、彼女が研究室のライバルと結婚‥‥とツイていない具合が原作よりパワーアップでかわいそすぎるー。

美術の福原先生が佐々木蔵之介、リチャードが児玉清、アノ女性が大塚寧々、ナレーションは中井貴一などなど、派手なキャスティングではないけど個性派で味がありますね。
それにしても、藤原君が女性で綾瀬はるかなのはいいとして、ひとつ屋根の下とは‥‥!ひょっとしてひとつ屋根の下にありがちな展開(お風呂でばったり!)とかあるのかな。上半身裸、はもうありましたが。眼福眼福‥‥(笑)

しかし、あの鹿はねー。
しゃべる鹿が明らかに作りモノ&CGなのはしょうがないか‥‥。
『びい』という鳴き声も、どちらかというと『ぴー』って感じの高い声でした。もっと低い声だと思ってたんだけどなー。
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by MameBean | 2008-01-18 18:29 | ちょっとブレイク

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー
(万城目 学 / / 産業編集センター)

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葵祭でアルバイトをしていた俺は謎のサークル「京大青竜会」の勧誘を受けた。
そして「京大青竜会」とはホルモーという競技をするサークルであることが分かる‥‥。
第4回ボイルドエッグズ新人賞 受賞作。


前半を読み終えて、ふと表紙に目を落とすと、青い浴衣を着た4人の男女が描かれているのが分かります。青い浴衣は京大青龍会のもののはず。ホルモーは10人でやるみたいなのに4人とは?と不思議に思っていると、すぐに謎は解けました。そして前から2番目の彼の頭も‥‥!いやはや、びっくり。

実はこの本を読んでいるとき、かなりの割合で作者が万城目氏だったか森見氏だったか分からなくなっていました。私の中では、不思議な物語を書くふたりがだぶってしまいます。しかも今作の舞台は京都。そして木屋町の飲み屋から物語が始まります。さらに主人公は非モテな大学生で、意中の彼女には振り向いてもらえない。これでますます混乱してしまいます‥‥。

場所が京都って言うだけで、鬼だの式神だの、東の青竜・南の朱雀・西の白虎・北の玄武と大学の関係が本当っぽく思えるのは地の利ですね。たとえオニが茶巾絞りで鳴き声が『きゅるきゅる』でも、オニへの救援物資がレーズンでも、競技の名前が『ホルモー』でも。未読の方はホルモーってどんなことをするのか疑問でしょうが、これはぜひ読んで知って頂きたい。主人公同様、じらされながら知っていくのがいいと思うので。

日本の歴史を盛り込んだ壮大な歴史ロマン&剣道の試合の青春スポーツものなテイストがぎっしり詰まっていた『鹿男—』に比べると、万城目氏のデビュー作である今作は、勢いがちょっと弱く感じます。展開も先が読めてしまったり。エピローグではちょっとだけ驚きの展開もありましたが。
まぁこっちはデビュー作なので、鹿男で勢いがついてきた、と捉えるべきなのでしょう。

いま鴨川ホルモーの続編である短編集『ホルモー六景』が出てますが、この表紙の女の子って‥‥!

今月の作家の読書道で万城目氏が挙げている本の中に、すごーく懐かしい本を見つけました。

『マガーク探偵団』!
ダガジグダガジグ、ブンチャッチャ♪
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by MameBean | 2008-01-17 19:22 |     ─小説・エッセイ
芥川賞 川上未映子「乳と卵」
直木賞 桜庭一樹「私の男」

桜庭一樹「私の男」はやっぱりなーという感じですね。前回『赤朽葉家』で候補に挙がっているし、いま勢いがありますね。でもこの作品ちょっと読むのに勇気がいります‥‥。むむー。予約するなら早めにしていかなくちゃ。
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by MameBean | 2008-01-16 20:22 | ちょっとブレイク
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パン教室で作ったカンパーニュ(写真・左)とキノコ・フランセ(同・右)。

カンパーニュ、釜のびしました〜。中央から割れるように膨らんでます。
キノコ・フランセの形はかわいいなー。あっちこっちかたむいてしまったけど、それが逆にキノコっぽいような(とプラス思考で考えてみる)。中に軽く煮たキノコが入っているんだけど、違う具を入れたりしてもよさそう。

カンパーニュもキノコ・フランセも、あらかじめ発酵生地を作っておいて、少ないイーストで時間をかけて発酵させています。少しのイーストでゆっくり発酵パンのパンもそうだけど、時間をかけて発酵させたパンはイースト臭さがなくて風味もいいですね。

だいぶ自分好みのパンというものが分かってきたような感じ。あとはおいしく作れる技術を身につけるのみ‥‥!
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by MameBean | 2008-01-15 01:48 | ちょっとブレイク

ひとりたび1年生

ひとりたび1年生
(たかぎ なおこ / / メディアファクトリー)

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150cmライフ。の著者がひとり旅に挑戦。
ひとりで行く、花巻温泉・長野善光寺・日光鬼怒川・鎌倉・三重・京都・博多・沖縄。

日帰りでひとり旅はしたことがあるけど、ひとりで泊まりは‥‥という私には『150cmライフ。』同様、共感できるポイントが多いです。

なかなかお店に入れなくてウロウロしたり、周りがグループやカップルだとちょっと寂しかったり。ひとり旅にちょっと腰が引けてしまうのは、こういう寂しさと、周りの人に寂しい人って思われてそうな気がしてしまうこと。こういうのが気にならないオトナになりたい‥‥。
昔わたしがひとりで行ったのは京都。どうしても坪庭が見たい!と思って行ったので、何かしら強い目的があればひとりでも平気なんだなー。「沖縄でスキューバダイビングのライセンスをとる」の回なんか、目的があって行っているところはすごく充実していて楽しそうです。スキューバは「空を飛んでいるみたい」なのだそう。へー、水嫌いだけどちょっとやってみたくなりました。

ちょっと変わったとこだと「宿坊」や「自炊のできる湯治宿」に泊まっています。お寺に泊まる「宿坊」は知ってたけど、「自炊のできる湯治宿」って面白そうですごく興味がわきました。基本料金があってコタツ100円、布団210円とかで、料金が加算されていくんですよ。でも激安。

同じひとり旅らしき人に声をかけて手伝ってあげたり、ひとりで屋台に入ったり、
だんだんレベルアップ(?)していて、がんばれーって応援したくなります。
でも今後回を重ねるごとに、ひとり旅上手になってしまったら寂しいなーとも思います。たかぎさんはトホホな話が面白いので。でも何でもないちょっとした出来事でもクスッと笑ってしまうように描く方なので杞憂でしょうが。第2弾も出ているので、そちらはどうなっているのか気になります。

150cmライフ。では奥付に編集者の身長が書いてあったけど、今回はひとり旅経験値が書いてあります。むむっ、皆さん意外としてますねー。
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by MameBean | 2008-01-11 20:19 |     ─小説・エッセイ