図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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花見

e0030112_1015479.jpg都内が絶好のお花見日和であろう今週末、1泊旅行で東京を離れてしまうので、今朝早起きをして桜を見に行ってきました。
今住んでいるところは桜並木が多くて、有名なお花見スポットも近いのです。

朝は生憎の天気でした〜
しかもまだ満開ではなかったし、枝垂桜もまだつぼみだったので、まだまだ来週末でも見れるかも。


今週末は函館に行ってきます。
最近何だかまた花粉症の症状が重くなったなと思っていたら、杉が終わってヒノキの花粉が飛び始めたようです。私は鼻水やくしゃみはそんなに出ないのですが、肌が弱いのでもうボロボロになってしまうんですよ。花粉の飛ばない北海道で温泉にでも入って、少しゆっくりしてきます。
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by MameBean | 2007-03-30 09:31 | ちょっとブレイク
夏期限定トロピカルパフェ事件
(米澤 穂信 / / 東京創元社)

* * * * * * * *

小市民シリーズ第2弾。
日々を平穏に過ごすことを徳目と掲げる小鳩くんと小佐内さん。
2年生の夏、ふたりの運命を左右する出来事が。きっかけは〈小佐内スイーツセレクション・夏〉‥‥?


〈小佐内スイーツセレクション・夏〉をめぐるひと夏を描いた短編集。‥‥のようでいて各話が繋がって、最後に大きな仕掛けへと発展します。
何気ない描写や表情が伏線になっていたことが判明します。

前作で『狼』の面を垣間見せた小佐内さん。
彼女の身に重大事件がふりかかってきて、小鳩君と小佐内さんの『小市民』的状況も大きな局面にさしかかっています。
ふたりは小市民たる地位を守ることができるのか‥‥。


前作の最後の話、日常の出来事の範疇を超えたもので、ちょっと『違うな‥‥』という違和感がありました。
そして今作、あぁやっぱり。
1話めの「シャルロットだけはぼくのもの」は純粋に楽しめたのに、だんだん出来事が大きくなってくると話についていけない感じがありました。

つまり、私は日常の謎系の話が好きなのかもしれない。
ミステリを読み始めた頃は、日常の謎系の話にあまり面白さを見いだせなかったんですよね。
読書の好みって変わるものですね。


正直に自分を出して生きることは難しい。中学生の二人が経験したであろう過去。その詳細はまだ分からない。
生きやすくするために被ることにした『皮』。
結局その皮も嘘だったのだろう。
小佐内さんは『狼』なのか。
小鳩君は『狐』なのか。
ふたりが、今後どのようになっていくのか非常に気になるラスト。

今夏発売予定の『秋期限定マロングラッセ事件(仮)』を待つしかありません。

 それはまるで、綿菓子のよう。
 甘い嘘を膨らませたのは、ほんの一つまみの砂糖。
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by MameBean | 2007-03-28 10:25 | 借りた本─ミステリ
e0030112_13534786.jpgまたまた白神こだま酵母でパンを焼くのレシピから、今度は山型食パンを作りました。
生地の10%を全粒粉にして。

これ、釜のびがすごい! 2次発酵が少し足りない感じでしたが、釜入れ後驚くほど膨らんでくれました。
バター無し、卵無し、牛乳無し。
でもこんなにも甘い。自然な小麦の甘さ。

今回も少し捏ねたら『相談タイム』。その後のつるつる・すべすべのキメ細かい手触りに虜になりそうです。
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by MameBean | 2007-03-26 12:13 | 作ってみました

ゾンビ 米国劇場公開版

ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE
(デビット・エンゲ / / ハピネット)

 ♯ ♯ ♯ ♯ ♯

死者がよみがえり、人間を襲い始めた。
パニックに陥った人々はすべての生活を放棄し、恐怖の事態になす術もない…。

今まで何度も観直しているこの映画。

怖い‥‥、コワすぎる‥‥。
何度見ても怖いです。
この映画の始まり方、終わり方、ともに怖いです。
まるでゲームのようにゾンビを殺す人間たちも、ゾンビから金品を強奪する人間たちも怖い。それが陽気な音楽にのせて映し出されるのがさらに怖い。
そして仲間がゾンビになる瞬間‥‥
全体に醸し出される救いようのなさがこの怖さの要因でしょう。

ゾンビは生前よくやっていた行動と同じ行動をするんだけど、それが可笑しくもかなしい。
ショッピングセンターに集まる人々。「キャンディをプレゼント」の館内放送に群がる人々。
もし自分がゾンビになったら‥‥お菓子に群がっていそう。ちょっと笑えないけど^^;

ホラー映画はどうしてもグロテスクな描写にばかり力を入れがちですが、これはストーリーが秀逸。描かれるのは死者に対する尊厳もない、世界の終わりの姿。
この映画をホラーだからといって観ないでおくのは勿体ない。


この映画はまだまだ夜明け。これから長い一日が始まるのです。
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by MameBean | 2007-03-24 10:01 | 映画・DVD
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い
(西尾 維新 / / 講談社)

* * * * * * * *

財閥令嬢が隠棲する孤島・鴉の濡れ羽島に招かれた5人の天才達。
天才たちが集まった時、事件は起こる‥‥。
第23回メフィスト賞受賞作。


サヴァン—フランス語で、知恵ある人。
「俺様ちゃんを誰だと思ってるんだい?」
虚勢でも何でもなくこんな台詞が言える人、そして事実、その通りの能力を持った人。それが玖凪友。

でも事件を解決するのは天才ではない主人公・いーちゃん。

『孤島』『密室』『首なし』というバリバリの本格ものなのに、出てくるキャラクタが現実離れして濃いから本格ものとは一線を画しています。

 全てを知る天才占術師。
 スタイルというものを一切持たない画家。
 どんな料理であろうと他人よりもうまく作ることができる料理人。
 世界のサイバー界を震撼させたグループの創立者。
 世界のトップ7に20代の若さで上り詰めた天才学者。

天才たちの言っていることが森ミステリに出てくる天才に通じるものがあるんだけど、口調や行動が個性的というかエキセントリックだからかなり印象が違います。
天才とか好きだなー、私。天才の思考回路って面白くて好きです。
でもあとがきで西尾氏は天才なんていないのかもしれない、なんて言ってますが。

もう登場しないんじゃないかと思った『最強の請負人』・哀川さんは最後の最後で出て来てくれました。
そして最強と言うだけあっていーちゃんより一枚も二枚もうわてで、事件の真相が二転三転。でも「まっかなおとぎばなし」なんて書かれていたりして。
もうどれが本当なんだか訳が分からない状態。西尾氏の思うツボにハマってしまった感じ。

この物語はシリーズ化されているようで、いーちゃん、友ふたりともまだ何か隠された過去がありそう。
デビュー作からそこまで考えて書いていたかと思うと‥‥スゴいですね。
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by MameBean | 2007-03-22 12:00 | 借りた本─ミステリ
パイレーツ・オブ・カリビアン
デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション

(ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント)

 ♯ ♯ ♯ ♯ ♯

かつてブラックパール号を手に入れたとき、デイヴィ・ジョーンズ船長に身を捧げる契約を交わしていたジャック・スパロウ船長。
ついに、その期限が訪れる‥‥。

これってギャグ映画だったっけ‥‥!?

前作より悪ノリのような小ネタシーン満載なのはシリーズものならではなので、まぁいいんだけど
ギャグのようなシーンばかりでちょっと食傷気味。もうストーリーとかよく分からなかった。
『デッドマンズ・チェスト』って結局何なんだっけ‥‥?
こんな感じで確か『ハリー・ポッター』の映画シリーズも置いてけぼりをくらいました。あれもよく分からなかった‥‥。
ストーリーを小出しにしているものは私には合わないのかも。

CGにB級パニック映画っぽさがただよっているのも何だかな〜
ジョニー・デップがよくこの役を演じたなと変なところに感心してしまいます。

しかも前作は3年以上も前に劇場公開時に観ているので、登場人物がぜんっぜん分からない‥‥
とくに何の説明もなかったりするから、どうしてジャックが追われているのか、というそもそもの設定からして分からない。これは前作と続けて観ないとだめですね。そして次回作も一緒に観た方がいいんだろうな‥‥。
一見適当な性格だけど実はすごく頭がキレる、そんな前作のジャック・スパロウ船長は好きだったのに。今回いいところ無しで残念。オカマっぽい動きはそれはそれで結構好きだけど。

ディズニーランドのアトラクションの『カリブの海賊』に、犬が持っている鍵を何とかして取ろうとしている海賊が出てくるんだけど、今回犬が出てきたから、そんなシーンがあるんだと期待して観てたけど、ありませんでしたね。ちょっと残念。
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by MameBean | 2007-03-19 14:34 | 映画・DVD

ケーキと図書館と

前々から気になっていた、図書館近くにある洋菓子店。

住宅地の中にひっそりと建つそのお店に初めて行ってみました。

e0030112_1765317.jpg《ティー・オレ》というケーキ。タルト生地の上にはミルクティーのババロア、さらに上にはストレートティーのゼリーという紅茶づくしです。しかもやさしい甘さ。一口だけ食べたチーズケーキも味が濃くて美味。
タルト生地がバターの風味が豊かでサクサク、とても美味しいのです。次は焼き菓子も買ってみよう。きっと美味しいに違いない。

不純な動機ですが、図書館に通う楽しみが増えました。
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by MameBean | 2007-03-16 17:19 | ちょっとブレイク

夢・出逢い・魔性

夢・出逢い・魔性―You May Die in My Show
(森 博嗣 / / 講談社)

* * * * * * * *

「夢の中の女に、殺される」—放送局のプロデューサは、20年以上前に死んだ恋人の夢に怯えていた。
彼の番組に出場する小鳥遊練無たちの前で事件は起きる‥‥。
Vシリーズ第4作。

どんな仕事に就いても、どんな人と付き合っても、
自分の都合の良い目標を近場で適当に見つけて、
それに集中して、それに逃避して、
それが自分の夢なんだって思い込もうとするんです。


S&Mシリーズで犀川先生が、理由があれば殺人を犯してもいいわけではない‥‥ということを言っていますが、これって森氏のミステリの特徴でもありますね。普通の考え方をしていると予想もつかない動機だったりする。
今回は『夢』。日本語と英語のタイトルにもあるように、『夢で逢いましょう』。
いつも夢の中にいて、現実に戻って来られなかった犯人。夢の世界で生きていたと思うと、かなり怖いですね。

作中で入る犯人の独白部分がなんとも怪しくて怖い雰囲気を増幅させています。


本筋とは別のあのトリックというか仕掛け‥‥
そんな予感はしていましたが、三人称があれだったし‥‥と思って読み直してみると、うまーく書かれていました。森氏はがアンフェアな事をするはずありませんよね。
これはおまけのような森氏のサービスでしょうね。

サービスと言えば、今回はオレンジのビニルっぽいワンピースの練無、フランス人形風の紅子さん、とビジュアル的にも大サービス。練ちゃんはいまいち視覚化しづらいのですが‥‥^^;

それと気になる口調。
なりね、ねりな
私は練馬‥‥
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by MameBean | 2007-03-14 19:16 | 借りた本─ミステリ

カーの復讐

カーの復讐
(二階堂 黎人 / / 講談社)

* * * * * * * *

古代エジプトの秘宝≪ホルスの眼≫を頂戴するために発掘者ボーバン博士に近づいたのは、アルセーヌ・ルパン。
彼を待ち受けていたのは奇妙な連続殺人事件だった。

『銃とチョコレート』、『びっくり館の殺人』、
ミステリーランドの本で今まで読んだものは子供が読むにはちょっとビター過ぎるものでしたが、こちらは子供でもワクワク・ドキドキできるものでした。『かつて子どもだったあなたと少年少女のための—』という趣旨に最も則ったものではないかと思います。

小学校の頃、ひんやりしてちょっと湿っぽい図書館で、江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズやシャーロック・ホームズのジュブナイル版を読んでいた時のことが思い出されます。
ルパンも読んでいたはずだけどな〜、スッパリ記憶に残っていません。だから、少年少女目線で読めました。あくまで目線ですが^^;

財宝、密室、抜け穴、呪い‥‥
なんともソレっぽいモチーフに、ちょっと古めかしい文体と言い回し。
懐かしい雰囲気が醸し出されています。
ここは懐古趣味だなんて思わずに、どっぷり浸るのがいいみたい。

何の前提知識もなく読み始めたので、題名にある"カー"から勝手にディクスン・カーを連想していたのだけど、関係ありませんでしたね。もっとも、子どもはそんなことは気にしないんでしょうけど。

先入観なく、疑うことなく小説を読むことって、大人になってくるとだんだん難しいものです。(この小説、ホンモノなの〜?って最初から疑ってました^^;)
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by MameBean | 2007-03-13 12:27 | 借りた本─ミステリ

ドッペルゲンガー宮

ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ
(霧舎 巧 / / 講談社)

* * * * * * * *

岬の突端に立つゴシック建築の建物『流氷館』。
その館に招かれた客が10人集まったとき、惨劇の幕が開いた‥‥。

第12回メフィスト賞受賞作。
こちらにも書いたように、年間目標のメフィスト賞。


本を開いたときに最初に目につく「著者のことば」に書かれているのが
『本格推理小説ファンの皆さんに読んでもらえるミステリを書いたつもりです』という一文。
確かに、これは本格ミステリ好きな読者を想定して書かれています。

探偵役の後動さんに記述者のカケル。ふたりは単なる『ホームズとワトソン』という役割分担ではないみたい。それはカケルがミステリマニアだから。ミステリで用いられる数々のネタや設定が盛り込まれつつ、それが後動さんによって否定される。あ〜、そうなの?と思いつつも、そんな事言ってもいいものかとちょっと心配になったり。
カケルが言わばミステリ好きであろう読者の代弁者でもある。
それにカケルはワトソン役にするにはかなりタナボタでおいしい役だし。


後半、謎解きがもどかしいような、ちょっと冗長に感じるんだけど、たぶんそれは仕掛けなんだろう。
造本トリックという。
本格ミステリでありながらアンチ本格のような‥‥。
物語の中では、殺人事件の起こったことは現実なのに、「地の文に嘘は書いてはいけない」だとか「ルール違反」だとか。ミステリでありながら登場人物たちが「これはミステリではない!」と声を上げていて、だんだんどちらが現実でどちらが小説なのか、自分は読者なのか物語の登場人物なのか、分からなくなる。その複雑な構成にはただただ驚くばかり。

作中作でアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を用いているので、読んでいない人は注意が必要かも。まぁこの本を読む人で『そして誰もいなくなった』を読んでいない人はいないでしょうが‥‥。

開かずの扉。
簡単に開ける事ができるけど、決して開けてはいけない扉。
それは‥‥人を殺すということ。
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by MameBean | 2007-03-08 10:35 | 借りた本─ミステリ