図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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<   2007年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧

乙一「失踪HOLIDAY」

乙一の「失踪HOLIDAY」がドラマ化されるようです。
失踪HOLIDAY

読んだのがだいぶ前なのでちょっと記憶が曖昧ですが、白乙一だったはず。でも切ないというよりコミカルだったような。ラストはミステリっぽい感じ、で合ってるのかな?


乙一と言えば、これまで『手を握る泥棒の物語』『ZOO』『暗いところで待ち合わせ』が映画化されていて、今年『きみにしか聞こえない』の映画も公開予定と、映像化が続いています。
こうして見ると角川スニーカー文庫での作品の映像化が多いですね。切なく、ファンタジー系の白乙一。映像化しやすいんでしょうかね〜。

映像化の話題もうれしいんですけど、最近単行本を出していないのでそろそろだしてくれないかな‥‥。
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by MameBean | 2007-01-31 11:45 | ちょっとブレイク

月光ゲーム―Yの悲劇’88

月光ゲーム―Yの悲劇’88
(有栖川 有栖 / / 東京創元社)

* * * * * * * *

山へキャンプに訪れた英都大学推理小説研究会の一行。山の噴火によって、同じく居合せた他大学の2つのグループとともに下山が不可能に。
そして起こる殺人事件。
理代、犯人は君なのか‥‥。


有栖川有栖のデビュー作です
学生アリスと呼ばれているもので、火村×アリス以外のものを読むのは初めてかも。


本作は火山の噴火シーンから幕を開けます。これがかなりインパクトあります。
こんな激しいクローズド・サークルものは初めてだなぁ。
殺人犯から生き残ることより、目覚めた火山から生き抜く事の方が大変そう‥‥。
自らも死んでしまうかもしれない極限状況の中で行う殺人。そう考えると動機が弱いような気もするけど、これが書かれた年代を鑑みると、学生の考える事や生き方も今とはちょっと違うのかもしれない。

そして、「あ、私はクローズド・サークル好きだな」と改めて実感。
本作の中でもクローズド・サークルについて講義がされていますが、自然現象による閉鎖・警察の不介入という状況にゾクゾクっときます。

クローズド・サークルにダイイングメッセージ、そして読者への挑戦、と
ベタベタな本格の構成ですが、こういうのもかなり好きです。

主人公たちが推理小説研究会のメンバーということで、作中でもミステリ談義が多く、ミステリの名作すらろくに読んでいない私にはこういったものが楽しい。あ、次はこれ読んでみようって参考になるし。

それにしても、同じ年頃の学生が17名。呼び方がニックネームだったり本名だったりするので、最後の最後まで登場人物欄に戻らないと誰が誰だかわからない、という状態。特に男性陣は曖昧でした‥‥。
そんななか江神部長は飄々としているんだけど、火村ともちょっと違っていてもっと人間くさいところがあり、なかなか気になるキャラクタでした。
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by MameBean | 2007-01-30 12:06 | 借りた本─ミステリ

1/25 予約状況

・チーム・バチスタの栄光

. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .

引っ越しをしてから2ヶ月。やっと図書館のネット登録をしたので予約を入れてみました。

今の図書館は前に住んでいた所とは、貸し出し期間も貸し出し冊数も蔵書数も違っていて、規模の違いに驚く事ばかりです。予約数の多い本(現在『赤い指』)なんて30冊以上も蔵書があるのにはほんっとたまげました。こういうところに税金を使ってもらえるのなら、住民税の払いがいがあるというものです。

もうちょーっと駅の近くに図書館があると言う事ないんだけどな。
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by MameBean | 2007-01-25 19:06 | 予約状況

アザーズ

アザーズ
(ニコール・キッドマン / ポニーキャニオン)

 ♯ ♯ ♯ ♯ ♯

グレースは光にあたる事のできない2人の子供を抱え、広い屋敷で戦地に赴いたまままだ帰ってこない夫を待っている。
ある日、3人の男女を使用人として雇う事になるが、家の中で不思議な物音・出来事が起こるようになる‥‥。

家に自分一人しかいないはずなのに、自分以外が発するの物音がする‥‥。
一人暮らしをしているとき一番怖かったのが、こんな感覚がするとき。
実際には家具や部屋の木材が湿度や温度で変化するとき発する音だったりするんだろうけど、不安になりますよねぇ。


そういうシンプルで古典的な怖さを扱った映画。
グロテスクなのが出てきたりしないのに、音とカメラワークだけで恐怖を描き出しています。
その恐怖も和製ホラーのようにじめっとした恐怖ではないので、ホラーが苦手な人でも大丈夫だと思います。

確かに感じる気配・音、子供たちだけに見える何者か。
だんだん神経質になって孤立していく、母親役のニコール・キッドマン。
美しいですね〜。
美人は暗闇だとより美しいですね。『暗くなるまで待って』のヘップバーン然り。

光に当たってはいけない子供、神経質な母親、何か隠していそうな使用人‥‥
ふわふわとした不安感が、霧が晴れるように徐々に明らかになっていき、ラストではそれまで立っていた場所が180°変わってしまうような驚愕の事実が判明します。ストーリーの中でも、霧が立ちこめていて屋敷の外に出れないなど、霧が効果的に用いられていて、ラストを知るとなるほどと思えます。
「アザーズ」というタイトルもなかなか利いてますね。
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by MameBean | 2007-01-19 18:58 | 映画・DVD

捩れ屋敷の利鈍

捩れ屋敷の利鈍
(森 博嗣 / 講談社)

* * * * * * * *

保呂草潤平と西之園萌絵が招待された屋敷には、宝刀『エンジェル・マヌーバ』が眠る、『メビィウスの輪』構造の建物があった。
その密室状態の建物の内部で死体が発見され、秘宝も消えてしまった‥‥。


S&Mシリーズの西之園萌絵とVシリーズの保呂草潤平が競演という、なんともうれしい設定は「講談社ノベルス20周年書き下ろしのスペシャル版!」だからのようですね。これはどういうものなのかというと、講談社ノベルス20周年を記念して、メフィスト賞作家が「密室」を書き下ろしていったシリーズのようです。で、てっきりSMでもVシリーズでもないノンシリーズなのかと思っていたら、どうやらVシリーズになっているようです。だから保呂草さんによる記述となっています。

私はVシリーズ最大のネタの『あの』ことを、SMシリーズを読んでいる途中にネットで不用意に知ってしまったので、保呂草さんの意味深な発言や紅子さんの最後の発言など内心ヒヤヒヤしながら読んでいました。かなり考えて書かれているし、この1冊はシリーズでも特殊な位置づけですね。

物語の舞台はメビウスの輪を巨大にし、輪の中に部屋が連続している建物。いまいち構造がイメージし辛いのですが、森氏のことですから実現可能な構造なのでしょう。しかしこの難しい構造は言わばダミー。消えた宝刀、密室の中の死体‥‥。どちらも心理的な盲点を突いたもので決して難しいものではありません。だからといって電話で聞いた内容だけで謎を解いてしまうとは‥‥、犀川先生の天才ぶりをあらためて感じました。

保呂草さんと萌絵は天才肌的なところが似ているんだけど、保呂草さんはあのとおり腹に一物抱えてそうなので、分かっていてもそれを教えたり分かっていることを悟られたりしない。その点、萌絵は素直だなぁと思う。世間にもまれていない、幼いせいでもあるけど。人生経験積んでいる保呂草さんの方が一枚上手でしたね。
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by MameBean | 2007-01-17 17:45 | 借りた本─ミステリ
フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人
(佐藤 友哉 / / 講談社)

* * * * * * * *

妹が自殺した。
そして現れた男が渡してきたのは、妹のレイプシーンを撮影したビデオとレイプ魔の娘たちの行動表‥‥。

第21回メフィスト賞受賞作。


佐藤友哉を読むのはほぼ初めてです。(ファウストでちらっとは読んでいると思うけど)

森博嗣、清涼院流水、舞城王太郎、西尾維新‥‥。
メフィスト賞の作家は嫌いじゃない。
壊れた感じのストーリーも狂った感じのキャラクタも嫌いなタイプじゃない、はずなのに。
これはイマイチのりきれなかった。

モチーフがモチーフだけに気分のいい物語ではない。

それでも肉親を失った復讐心の中に恋愛という一抹の光が見えて、途中までは面白くなっていくような期待があった。
でも‥‥そういうオチですか‥‥。
さらにそんなどんでん返しですか‥‥。


七十七人の少女を殺した「突き刺しジャック」という事件も主人公の物語と関係あるんだけど、生かしきれていないような中途半端な印象。出てくるアニメやミュージシャンの固有名詞も中途半端というか、オタクっぽい雰囲気だけでオタクじゃないような。その辺で好みが分かれるのかもしれない。

う〜ん、佐藤友哉、もう1冊くらいは読んでみよう。
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by MAMEBEAN | 2007-01-10 10:30 | 借りた本─ミステリ

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。

三が日もとうに終わっていますが、2007年・初ブログエントリーです。
いつも亀のように少しずつしか更新できていませんが、毎日多くの方にご覧いただき、大変うれしく思っています。


イノシシのように猪突猛進といきたいところですが、今年もこんなスローペースの更新になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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by MameBean | 2007-01-05 12:31 | ちょっとブレイク