図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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カテゴリ:借りた本─ミステリ( 139 )

検死審問―インクエスト

検死審問―インクエスト (創元推理文庫)

パーシヴァル ワイルド / 東京創元社


リー・スローカムが検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件。ベネットの誕生日を祝うために出版関係社や親族らが集まっていた中、事件が起きる。

「江戸川乱歩やチャンドラーを魅了した」という触れ込みにひかれて読みました。

この「検死審問」というのが馴染みのないシステムで、最初は戸惑いました。
推理創元社のHPによると
『変死体が出たときにその死因を究明するため、検死官と、一般人から選ばれた検死陪審員が集まって関係者の証言を聞き、「他殺」「自殺」「死因不明」などの評決を下す制度のこと。その後の捜査はここで下された評決に沿っておこなわれます』
とのこと。

検死官の役割はドラマ「臨場」で観たようなものとは異なり、陪審員の意見を聞いたり、検死審問に証人を呼んだりと裁判官に近いもの。検死官に法医学的な知識はなく、状況や証言だけで死因を判断するんですね。裁判ものと思って読み進めていくと、すんなり理解できます。

女流作家の屋敷で起きた事件が、複数の証人の証言や手記によって語られます。著者が元々劇作家だそうで、戯曲風に書かれています。
だからなのか、人により語り口が違っていて面白い。声が小さくて言っていることが聞き取りにくい執事とか、質問には答えない女流作家とか。
これらの証言で少しずつ明らかになる事件の全貌は、最後で二転三転し意外な結末を迎えます。
手がかりはすべて読者にさらけ出されているので、フェアな謎解きが楽しめます。
70年も前に書かれたものでユーモアと本格ミステリを融合させているのには驚きました。
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by MameBean | 2009-08-21 17:58 | 借りた本─ミステリ

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

柳 広司 / 角川グループパブリッシング


陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関”
D機関にとっての最初の任務はスパイ容疑のかかった在日外国人宅から証拠を探すこと。はたして証拠は見つかるのか‥‥(表題作)。

このミステリーがすごい!2009年 ランクイン作。

■ジョーカー・ゲーム
親日家ゴードンの家からは彼がスパイだという証拠は出てくるのか‥‥?
日本人ならではな心理的な死角をついたもの。
スパイとは見えない存在、という言葉が印象的。優秀なスパイは誰の記憶にも残らず、何の痕跡も残さないもの。

■幽霊(ゴースト)
被疑者である英国総領事はシロかクロか‥‥?また、どうやって運んだのか‥‥?
意外な隠し場所。だけど一番隠したいものは一番見えやすいところへ、というのはマジックの鉄則だったような。

■ロビンソン
イギリス軍にスパイだと見破られた伊沢。
敵陣から脱出できるのか‥‥?
結城中佐は全てお見通しなんですね。
ロビンソン・クルーソーをスパイ小説として読むというのは意外な読み方だなあと思ったり。

■魔都
上海に配属された本間は及川大佐から内部にいるスパイを捜すよう命じられる‥‥。
イギリス統治という上海の特殊な土地柄が深く関係しています。混沌とした街の様子が見てきたかのように感じられます。
主人公は憲兵ですが、影にD機関の影あり。

■XX
二重スパイのドイツ人が死んだ。遺書が残されていたが自殺なのか‥‥。
女はスパイになれないという台詞が印象的。
何といっても最後の結城中佐がカッコイイ。

マジシャンズチョイスを用いるなど、スパイの手法はマジックに当てはまるんですね。マジシャンは優秀なスパイになれるのでは、と思ってしまったり。
タネを明かせばなんてことないことだけど、人間の心理的盲点を上手くついたトリックの数々。裏の裏まで読んだ心理合戦にハラハラしました。
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by MameBean | 2009-08-17 19:16 | 借りた本─ミステリ

ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩

東野 圭吾 / 文藝春秋


“悪魔の手”と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているというが‥‥(攪乱す)。

マンションから女性が転落、部屋には鍋が転がっていた「落下る(おちる)」、湯川の恩師宅で炎が上がり、焼け跡から息子の遺体が見つかった「操縦る(あやつる)」、湯川がペンションを経営する友人に密室の解明を頼まれる「密室る(とじる)」、老女が殺され、自宅から金塊が盗まれる「指標す(しめす)」“悪魔の手”と名のる人物から挑戦状が叩き付けられる「攪乱す(みだす)」

容疑者Xの事件以来、警察の捜査に協力しなくなった湯川が、再び警察に協力する本作。
というのも湯川自身が事件と深く関わっている場面が多いから。トリックや犯人を暴けばそれでいいわけではなくなり、それゆえタイトルの「苦悩」に繋がっている気がします。
その過程で、探偵ガリレオではいまいちつかみきれなかった湯川の人間性も少し分かってきました。湯川=福山雅治にすんなり変換できたせいかもしれません。
ドラマ化後に書かれたものなので、ドラマのキャストをイメージして書いているような感じがします。「落下る」と「操縦る」は『ガリレオΦ』としてドラマ化されてますね。

そうそう、内海刑事は小説では本作から登場なんですね。女だからとなめられないように強がることもあれば、お世話になった方にお礼状を書いたりと女性らしい細やかな気遣いを見せる場面もあったり。あ、でも湯川先生にもお礼状、出してあげないとー。
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by MameBean | 2009-07-29 17:15 | 借りた本─ミステリ

探偵ガリレオ

探偵ガリレオ (文春文庫)

東野 圭吾 / 文藝春秋


警視庁捜査一課の草薙は説明のつかない難事件にぶつかった時、ある友人に相談する。その友人とはガリレオこと帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。
ガリレオシリーズ第1作。

突然、若者の頭から発火した「燃える(もえる)」、池に浮かんだデスマスク「転写る(うつる)」、心臓だけ壊死した男の死体「壊死る(くさる)」、海で突然火柱が上がった「爆ぜる(はぜる)」、幽体離脱した少年「離脱る(ぬける)」

トリックに用いられるのは普通の人なら見たことも触ったこともないような機械だったり、誰もが知っている自然現象だったり。
私は謎解きをしない読者なので、はなっから私なんかにはトリックが予想できないと分かっているとサクサク読めます。しかも先にドラマを観ているので、だいぶ映像に助けられています。というかドラマ観てなかったら全然イメージできなかったかもー。

私はガリレオシリーズは容疑者Xしか読んでいないので、湯川のイメージってあまり残っていない。むしろ石神の方が印象的。
だから本作で描かれる湯川が結構捜査に協力的なこと、あまりきれいではないマグカップでインスタントコーヒーを飲むこと、バドミントンが趣味なこと、なんだかどれも意外でつかみどころのないイメージの人に‥‥。しかも爆ぜるの時のアルマーニのシャツにサングラスという、まさかな格好!
これを福山雅治のイメージで読んでいいものか、それとも東野氏が当初イメージしていたという佐野史郎で読めばいいのか。ちょっとイメージが曖昧に‥‥。

短編集でシリーズ1作目ということで、まだまだ湯川の深いところまで描かれていないのかなーという印象。長編も読みたいけど、次に読んだのも短編集「ガリレオの苦悩」なんですよねー。
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by MameBean | 2009-07-17 17:40 | 借りた本─ミステリ

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

米澤 穂信 / 東京創元社


互恵関係を解消した小鳩君と小佐内さん。小鳩くんに仲丸さん、小佐内さんには瓜野くんというカレシカノジョができる。

久しぶりの小市民シリーズ。間に古典部を読んじゃったので、前作で起きた事件とか記憶が曖昧に。小鳩くんや小佐内さんの小市民的スタンスなどもよく分からなくなってしまいました。
しかも今作、小鳩くんと小佐内さんの互恵関係は解消され、お互いに恋人までできます。小鳩くんはもちろん小市民たるべく、告白されたから付き合うのですが、小佐内さんが瓜野くんという下級生と付き合うのはちょっと裏がありそう。この瓜野くんは堂島くんが部長を務める新聞部の後輩で、市内で連続で起っている放火事件を追っている。彼の好奇心旺盛なところ、小市民であろうとしてきた小佐内さんとはそぐわない感じ。小佐内さんの真意は‥‥、放火事件の犯人は‥‥。下巻で明らかになるのでしょうか。

 甘い衣の上に衣をまとって、何枚も重ね着していって。
 そうしていくうちにね、栗そのものも、
 いつかキャンディーみたいに甘くなってしまう。
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by MameBean | 2009-07-09 18:39 | 借りた本─ミステリ

ストロベリーナイト

ストロベリーナイト (光文社文庫)

誉田 哲也 / 光文社


ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。
警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件はないことに気づく。

かわいらしいタイトルとは裏腹に、かなり骨太な警察小説です。警察小説といえば私の中では横山秀夫氏ですが、こちらもなかなかリアリティあります。
スポーツ青春ものの武士道シックスティーンの著者でもある誉田氏。あちらから知ったのでこのふり幅、すごいですね。

主人公はノンキャリアながら27歳の若さで警部補の姫川玲子。完全なる階級社会、男社会の強者ぞろいの中で確実に成果を上げている玲子。
同じ捜査一課でも班が違うとライバルなんですね。玲子は『姫川班』率いる班長で、同じく事件を担当することになった『勝俣班』班長・勝俣がくせ者で、玲子が手柄をあげる事をどんな手を使ってでも邪魔してくる。しかし勝俣のあだ名『ガンテツ』の由来がラストで分かり、なんだかんだでこの人も悪い人じゃなさそうと思える。でも玲子の神経を逆なでする数々の言動がそれでチャラになるわけでもない気も。

 目をえぐられた女 切り裂かれるその喉元 噴き出す鮮血
 ―あなたは これを 生で 見たい ですか

冒頭の文章の通り、覚悟がないと読めません。
文中かなりグロテスクな描写があります。それでもぐいぐい読んでしまうのは捜査に携わる刑事たちのキャラがが個性的だから。先ほどの勝俣もかなり強い個性を持ったキャラですが、所轄の刑事・井岡と部下・菊田の真逆な二人が玲子に思いを寄せたり‥‥な関係も面白い。
あと、テンポもいいからぐいぐい読めますね。特に『ストロベリーナイト』の意味が分かる中盤からのスピード感とかすごいです。
黒幕の正体は途中から何となく想像がつき、あっさり白状しちゃうのにやや肩すかし気味ではあるものの、『エフ』の正体は、あーそう来たかー、と思うもの。

途中差し込まれるエフの世界など、映像として意識して描かれた作品だと感じました。でももし映画化されても観ないだろうなー。R指定つきそうだし。
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by MameBean | 2009-07-03 18:09 | 借りた本─ミステリ

ショコラティエの勲章

ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)

上田 早夕里 / 東京創元社


絢部あかりが勤める和菓子店〈福桜堂〉の二軒隣にショコラトリー〈ショコラ・ド・ルイ〉がオープンした。〈ルイ〉を訪れたあかりは万引き現場を目撃する。

〈ショコラ・ド・ルイ〉で起きた万引き事件がきっかけで、あかりはシェフ・長峰と知り合う。それからたびたびあかりが関わった出来事の相談をする

シェフが謎解きをするのはビストロ・パ・マルのシリーズに似ていますね。どちらも東京創元社だし。

あかりが出くわすちょっとした謎についてシェフに相談しますが、シェフは必ずしも謎を解くことがいいことではないと言う考えなので、すっきりと謎が解けるわけではない。むしろ知ってしまったことで心に抜けない刺がささったような結果に…。でもあかりはたとえ結果がどうであれ、自分で納得して謎を解くことを選ぶんですよね。

好みだったのは長峰シェフの修業時代の話「約束」。
長峰シェフはパ・マルのシェフ同様、謎の多い人なので、その人柄が少し分かって面白かったです。「食」の世界の裏側のようなものを垣間みれるのも面白い。
ブタクサにアレルギーのある人がメロンでもアレルギー症状が出るとは初耳でしたー。私もブタクサの花粉症持ちなのでメロン食べてかぶれることあるんですよね。食べ物って生死に関わったりすることだから、そこに携わるプロの責任感ってすごいと思わされました。
表題作の「ショコラティエの勲章」も面白かったです。関西ショコラ倶楽部というものがあり、ある会員の娘が長峰シェフの作ったスイーツにダメ出しをし、次回に長峰シェフがもう一度作り直すというもの。スイーツの味も時代によってうつり変わりがあるけど、変わらないでいてほしい味というのもありますよね。たまーにバタークリームのケーキとか食べたくなるんですよね。

どうしてもパ・マルと比べて読んでしまいましたが、パ・マルほど食べ物の描写が印象に残らないかなー。出てくるお菓子用語がよく分からないというのもあるかもしれない。唯一印象的だったのが上記のバタークリームのケーキ。やっぱり自分が食べたことがあるものだとおいしそうに思えますね。
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by MameBean | 2009-06-16 17:57 | 借りた本─ミステリ

スリーピング・ドール

スリーピング・ドール

ジェフリー ディーヴァー / 文藝春秋


一家殺害事件の犯人ダニエル・ペルが脱獄した。
それを追うのはキネシクスの専門家キャサリン・ダンス。

ウォッチメイカーに登場したキネシクスの専門家キャサリン・ダンス。細かなしぐさや言動などから相手の心理を把握する、言わば歩く嘘発見器。ここにでてくる否定のフラグや嘘のフラグなど日常でも使えそうだなー、と思ったり。

あと一歩のところまで近づくも、捕まえられない脱獄犯ペル。
かつてカルト集団を率いていたペルは人の心の隙間に入り込むのがとても上手い。その手法とは相手に合わせて自分を演じる、そして自分の本当の事は決して教えない、というもの。
ペルの言っていた「目立つ外見は情報を他人に与えているもの。そしてそれは自分にとって弱みになる」という言葉にちょっと納得。確かにたとえどんな個人情報でもそれを晒すことはこのご時世、とてもリスキー。

ペルが脱獄したことから始まった長い長い1週間。ペルが捕まることで終わるのかと思っていましたが、ラストには思いもかけなかった展開がひとつふたつと待っています。それまでの状況が一変してしまうこの展開がディーヴァーならではなんでしょうね。

そしてウォッチメイカーを読んでダンスがすごく魅力的に思えたように、ディーヴァーは女性を描くのが上手いんですね。今作にも様々な女性が登場しますが、その多くはペルに関わったことで人生が大きく変わってしまった女性たち。ペルの脱獄を手助けしているジェニー、ペルの元“ファミリー”の3人、一家殺害事件から生き残った“スリーピング・ドール”と呼ばれる少女。そしてもちろんキャサリン・ダンス。
事件の指揮を執ることになったダンスは、キネシクスの分野以外でも有能な人だと言うことが分かります。仕事や家族、そして恋愛などでゆれる女心に共感するところがあります。ぜひ彼女でもシリーズを書いてもらいたいです。
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by MameBean | 2009-06-12 19:04 | 借りた本─ミステリ

名探偵の掟

名探偵の掟 (講談社文庫)

東野 圭吾 / 講談社


密室トリック、首なし死体、消えた凶器……名探偵・天下一大五郎が難事件に挑む。

ドラマ、おもしろいですよね。33分探偵のような、時効警察のような、トリックのような‥‥。どれも私の好きなドラマなんですよね。

密室、ダイイングメッセージ、雪の上の足跡、時刻表トリック、バラバラ殺人、見立て殺人‥‥。
的外れな推理ばかりする刑事と名探偵というよくある図式を使い、コテッコテなまでにミステリのお約束を盛り込んだ本作。どれもこれも私が好きなモチーフばかりで。密室にトラウマを抱えてる天下一探偵には申し訳ないけど、密室が大好きなんです。しかも犯人当てをしない読者、ときたらますます天下一の嫌いなタイプでしょうね。
特にお気に入りは「花のOL湯けむり温泉殺人事件」と「切断の理由」です。2時間サスペンスの脚本には笑いました。ドラマ化で主人公が男から女にってよくありますよねー。そういえば、ドラマに出てくる女刑事は原作には出てこないんですね。きっとこれも視聴率のため、ですね。

こてこてなお約束を用いながら、あえてそれを破るような構成になっています。時には謎解きをしなかったり、登場人物が小説上の役から離れてこの小説について不平不満を述べたりするメタミステリな構造になってたりと、すごくいろいろな試みがされています。
いままで東野氏の作品はそこまで自分にはしっくり来なかったんですが、これはハマりましたー。私の中では東野氏ベストかも(笑)
東野氏ってこんなコメディータッチも描くんですね。意外と(?)ミステリのお勉強にもなったりしますし。

ドラマ同様、ミステリ好きな人はもちろん、ミステリはあんまり‥‥って人も楽しめる作品だと思います。
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by MameBean | 2009-06-05 17:58 | 借りた本─ミステリ

きのうの世界

きのうの世界

恩田 陸 / 講談社


水無月橋で起った殺人事件。1年前に失踪した男が、全く違う場所で刺殺体で見つかった‥‥。

死んだ市川吾郎とはどういう人物だったのか。M町にある塔の秘密とは何か。
M町に訪れた「あなた」が、町を歩き人に話しを聞いたりしていくことで物語が進みます。これがまるでRPGをしているかのような気分になります。「あなた」に自分を重ねて、M町を探索している気分。大雨のシーンでは本当に自分が大雨の中にいるような気がしてしまいました。
しかし「あなた」は誰なのか。どうして市川吾郎のことを調べているのか。
そして町に隠された秘密とは。

久しぶりに500P弱という本を持つ手が疲れるくらいのボリュームがある長編を読みましたが、前半の伏線かと思われたいろいろな出来事や伝説が、ただのミスリードでしかなかったのか、結局思わせぶりなだけだった気がします。
まぁこれは事件は起るけどミステリではないのは半分くらい読んで気がついたんですけどね。でも「あなた」の正体とM町の秘密にはちょっと驚きました。
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by MameBean | 2009-05-29 18:16 | 借りた本─ミステリ