図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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七つの死者の囁き

七つの死者の囁き

有栖川 有栖 ほか/ 新潮社


7人の作家によるアンソロジー

■有栖川有栖「幻の娘」
殺人事件の容疑者が主張したアリバイを証明するのは、10年前に死亡した少女‥‥。

■道尾秀介「流れ星のつくり方」
とある夜に出会った少年が出した謎。それは殺人事件の現場からどうやって犯人は逃げたか‥‥。

■石田衣良「話し石」
「話し石」という不思議な石の収集家。1001個の話し石を集めると、願いが叶うという‥‥。

■鈴木光司「熱帯夜」
映画館にかかってきた1本の電話。これがある男女の運命を大きく変えた‥‥。

■吉来駿作「嘘をついた」
「君が死んだら、僕も死ぬ」。約束した少女が死に、残された少年の身に不思議な出来事がおこる ‥‥。

■小路幸也「最後から二番目の恋」
記憶と引き換えに、過去の叶わなかった恋をやり直すことができると言われたら‥‥。

■恒川光太郎「夕闇地蔵」
お地蔵さんのそばに捨てられていた地蔵助。彼には不思議な見え方をする目を持っていた‥‥。

「死者」をテーマにしたアンソロジー。
ミステリだったりファンタジーだったり。「死者」がテーマでもホラーのようなおどろおどろしい怖さは少なかった。「夕闇地蔵」はちょっと怖かったですけど、童話のような雰囲気。童話ってちょっと残酷なもの、ありますから。

「嘘をついた」は、ありがちなホラーのようでいて着地点はミステリ。幽霊よりも生きてる人間のほうが怖いと思った。
道尾氏の「流れ星の作り方」は伏線の回収がうまい、というか最後の一文が秀逸。米澤氏の「儚い羊たちの晩餐」同様、フィニッシング・ストロークってやつですね。
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by MameBean | 2009-02-19 18:20 | 借りた本─ミステリ