図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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japan 蒔絵

e0030112_1719526.jpgjapan 蒔絵〜宮殿を飾る 東洋の燦めき

『China』は陶磁器のことを指しますが、『Japan』は漆のことなんですね。
蒔絵とは、漆に金箔や貝殻などを貼付けて、絵や模様を描いたもの。もとは中国大陸で生まれたものですが、様々なバリエーションができて発展したのは日本でのこと。かのマリー・アントワネットも好んで収集したとか。


日本人って器用だなー、とつくづく思いました。
レリーフ状に盛り上げて立体的に作られたものや、細かい線で緻密に描かれたもの。面白かったのが、お香の道具を入れるミニチュアの茶箪笥のようなもの。マッチ箱よりも小さな引き出しひとつひとつにまで細かく模様が描かれていて美しいのに、ちゃんと道具が納まる機能性も備えていて。しかし外国人にはその用途が理解できなかったようですが。
こんな小さいのならひとつくらい欲しい‥‥という思いになりますが、この展覧会オリジナルで作った蒔絵が、なんと100万円也‥‥。レプリカでこのお値段ですから。

e0030112_1716712.jpgこれはどこかの国の公爵が所有していた『マザラン公爵家の櫃』。4つの面にそれぞれ源氏物語の場面が描かれています。鳥瞰図で描かれた建物は細かく、十二単の女性の髪の流れる感じは美しく、山での狩りのシーンは動物の動きがユーモラスでかわいい。絵巻物を見ているようで、話が広がります。

それにしても漆ってすごいもので、平安時代に作られたものでも黒と金の美しいコントラストを保っています。海外に渡ったもののなかには、表面を保護するためにニスが塗られて、そのニスが酸化したことで漆の色が変色してしまったものもあるのだとか。漆本来なら1000年以上保つんですね。蒔絵を作る工程が展示してありましたが、漆と金だけじゃなく、朱を使ったりして微妙な色調を作り出していました。
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by MameBean | 2009-01-19 18:14 | ちょっとブレイク