図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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火村英生に捧げる犯罪

火村英生に捧げる犯罪

(有栖川 有栖 / 文藝春秋)


大阪府警に届いた手紙。そこには府警並びに火村に対する挑発が記されていた‥‥(表題作)。

短編とショートショートを織り交ぜた8編。
ショートショートはアイデア勝負なところがありますが、火村の一人称で彼の語りのみの「鸚鵡返し」とか意外性がありました。トリックも大胆でかなり意外でしたが(笑)
私も電車待ちのあいだにいろんな事件の話をきかせてほしいです。

アリスと火村が離ればなれ(?)の中、それぞれの抱える事件が交差するのが、表題作「火村英生に捧げる犯罪」。火村とシリアルキラーの頭脳戦‥‥のようなものを想像していたので、若干肩すかし気味でした。そして珍しく(?)アリスが事件を解決するきっかけを作ります。しかし大阪府警でのアリスの言われようったら、かわいそうです(笑)

離ればなれと言えば、火村が安楽椅子探偵ぶりを示すのが「殺風景な部屋」。携帯電話を用いたものなので、必然的に時代の流れを感じますが、かたや火村が住んでる下宿というものは最近は見かけないですよねー。「偽りのペア」には下宿のおばあちゃんが久しぶりの登場です。

私的ベストは雪の上の足跡の「あるいは四風荘殺人事件」。図解が挿入されていて、こういうのワクワクしますね(笑)クローズド・サークルものなので、学生アリスシリーズで長編になりそうな雰囲気があります。クローズド・サークルと言えば学生アリスシリーズのイメージが‥‥。
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by MameBean | 2008-12-18 17:56 | 借りた本─ミステリ