図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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ひとりと一匹 富士丸と俺のしあわせの距離

ひとりと一匹
富士丸と俺のしあわせの距離

穴澤 賢 / / アーティストハウスパブリッシャーズ

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ブログ「富士丸な日々」で人気の、コリーとハスキーの雑種犬・富士丸の飼い主による富士丸への手紙。

富士丸という犬はコリーの父とハスキーの母の間に生まれた雑種犬で、大きさは30kg。大型犬ですが、著者の穴澤さんは1DKの部屋で一緒に暮らしています。環境の悪いブリーダーのもとにいた富士丸を見て、すぐに貰うことを決めたそうです。一目見てビビッとくる感じ、ペットを飼っている人なら経験したことがある方も多いはず(私はハムスターでしたが)。

富士丸と穴澤さんの関係は、最近ありがちなペットに洋服を着せてコスプレさせたり、カフェに連れて行ったり、人間と変わらないようなフードをあげたり‥‥というペットといったものではありません。
犬はペット、として接しながらも、自分の子供のようにも感じている、そんな気持ちが淡々とした文章ながらも伝わってきます。ブログでは『馬鹿丸』なんて書いていたりするけど、温かい思いで富士丸と暮らしているんだなーとこっちまで温かい気持ちになってきます。そして『富士丸と俺のしあわせの距離』というサブタイトル通り、つかず離れずな距離感がいいですね。女の子とずっと一緒にいると束縛されている感じがしてダメだけど、富士丸となら一緒にいても全く気にならないのだそう。これはもう‥‥夫婦ですよね。しかも熟年夫婦(笑)

ブログで見る限りとても大人しくて悪戯なんかしなさそうな富士丸ですが、小さい頃は毎日毎日穴澤さんがいない時にペットシーツをビリビリにして困らせていたんだそう。
留守中、寂しい思いをさせているから帰ってきたらたくさん遊んであげたいのに、悪戯をした富士丸にはしつけのため冷たくしないといけない。そのジレンマに陥っていた時、悪戯をせずに留守番していられた日があったのだそう。その時の思いっきり褒めてあげられた喜び。読んでいるこっちまで嬉しくなりました。犬も十犬十色というか、しつけ書に書いてあることがどの犬にも当てはまるとは限らない。だから根気よくできるようになるまで付き合ってあげられるのはやっぱり愛だと思う。
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by MameBean | 2008-01-28 17:59 |     ─小説・エッセイ