図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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図書館戦争

図書館戦争
(有川 浩 / / メディアワークス)

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2019年、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された。それに対抗するため、図書館は自衛隊並みの防衛隊を組織するようになる。

 一、図書館は資料収集の自由を有する。
 二、図書館は資料提供の自由を有する。
 三、図書館は利用者の秘密を守る。
 四、図書館はすべての不当な検閲に反対する。
 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。

いま、私はこうやってあたり前のように図書館の本を読んでいるわけだけど、この本の中の世界では本を守るために図書隊が日々訓練と警備に励んでいるんですね。本が高価なものになっているとはいえ、思いっきり体育会系な堂上でさえ本を扱う時には気を使っているのには好感が持てます。

○○法とか○○委員会とか、漢字が多くてなかなか読み進められないところもあったりしますが、図書隊、良化委員会、警察の関係と図書隊の編成がだいたい分かっていれば大丈夫。だって書かれていること全てを理解するのは無理〜。最後まで読めばだいぶ飲み込めてきますが、読んでいる途中だと難しい。
でもあとがきによると、コンセプトは月9連ドラ風なんだそう。連ドラなので当然ラブ。要はラブコメなんですよ。しかもツンデレ〜(誰とは言いませんが)。

身悶えするほど恥ずかしくなる展開(郁が言うところの『痒い』)とかあるから、少女漫画とか受け付けない人にはどうだろ〜。読めないかも。まぁ私はラブコメ好きなので、そういうのも含めて楽しめました。

連ドラ風というだけあって、各キャラがしっかり立っています。
頭より体が先に動く、山猿・郁。郁とことごとく衝突する上官・堂上。
笑い上戸で、言うことは正論な小牧に、エリート中のエリート・手塚。
喧嘩屋中年・玄田に、すべての情報を掌握している・柴崎。
堂上vs玄田のバトルが好きですね。あぁかわいそう堂上教官、上司にも部下にも問題児がいるなんて。


著者はヤフーのインタビューによると、彼らは行政戦隊図書レンジャー!みたいなイメージで、それぞれの色も考えていたんだそう。
ちなみに郁がレッド、堂上=ブルー、小牧=グリーン、柴崎=ピンク、消去法でイエローは手塚。イエローと言えばカレー好きだったり、三枚目が多いから相当不本意でしょうねー、手塚。玄田隊長は総司令だそう。私としては折口さんも入れてほしかったな〜。でももう役がないか‥‥。

全部読み終わってから表紙カバーのイラストを見てみると、物語のなかに出てくるモチーフがいろいろ散りばめられていて楽しい。王子様のことを考えて花占いをしている女性は間違いなく郁だろう。饅頭(タクスフォース饅頭?)とか熊とかモンブランもひっそりと描かれていて、思わずニヤリとしてしまいます。
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by MameBean | 2007-11-21 17:38 |     ─小説・エッセイ