図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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12人の優しい日本人

12人の優しい日本人
(パイオニアLDC)

 ♯ ♯ ♯ ♯ ♯ ♯

ある殺人事件の陪審員に選ばれた12人が、事件の判決をめぐって激論を交わす。
三谷幸喜の戯曲を映画化。

タイトルからすぐピンとくる通り、映画『十二人の怒れる男』を元にしています。内容も、陪審員制度、一部屋のみで出来事が繰り広げられる密室劇、というところまで同じ。
でも三谷幸喜の手にかかると、初っぱなから笑わせてくれるコメディーになります。

日本にも陪審員制度があったら?という設定。
冒頭のみんなで飲み物を注文する場面がこの映画の内容を端的に表しているように思えます。なかなか注文が決まらない人、何度も注文を変える人、飲み物じゃなくパフェを頼む人。しかもここでのジンジャーエールの注文が意外な伏線(?)になってて、最後の方で大いに笑いました。

『十二人の怒れる男』では、最初は有罪多数のなかひとりだけ無罪、というところから議論が発展していくのに対して、こちらでは無罪多数の有罪1人から始まります。有罪だとかわいそうだから‥‥というあたりが日本人の国民性なのかも。しかも被告人は若くて美人らしいし。「決(多数決)をとるかどうか、決をとりましょうか?」っていう台詞も日本人らしい。

実際の裁判員制度ではどうなっているのか分からないんですが、劇中では有罪にしろ無罪にしろ、陪審員全員の意見が一致しないと決定とはならないことになっているんです。だから早く評決して帰りたい人もいるわけです。被告人の一生に関わる重大なことなのに責任感がないなーと思ってしまいますが、いろんな背景を持った人が陪審員になるわけだから、こんな考えの人も少なからずいそう。12人中まともな人が全然いない感じもしますが、コメディーだからちょっとデフォルメはしてるけど、案外どこにでもいる普通の人なのかも。自分だとどの人に当てはまるだろう?と考えてしまったり。「大声出さないで下さいッ」って言ったおじさんか、鼻血のおばさんかな。意見がないくせに頑固なタイプです、わたし。
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by MameBean | 2007-11-02 18:13 | 映画・DVD