図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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孤島パズル

孤島パズル
(有栖川 有栖 / / 東京創元社)

* * * * * * * *

《英都大学推理小説研究会》に新加入の有馬麻里亜の招待で、南の孤島にやって来た江神部長とアリス。
島に点在するモアイ像のパズルを解けば数億円のダイヤが手に入るが‥‥。
学生アリスシリーズ2作目。

推理小説研究会に加わった新しい顔、名はアリママリア。
孫に回文の名前をつけるほど、お祖父さんはパズル好き。
そのお祖父さんが残したお宝を捜すついでに、夏を満喫するはずだった推理小説研究会の3人。
事件が起きて犯人を突き止めるためにも、バカンスはそっちのけで宝の在処を捜さなくてはいけなくなる。
眩しいほどの海や空が殺人事件という非現実さを際立たせています。
スイス館の殺人などもそうだけど、有栖川氏の作品は情景が目に浮かぶよう。

孤島、暗号、お宝、密室、ダイイングメッセージ‥‥
前作『月光ゲーム』のクローズド・サークルがやや変化球であったのに比べ、今作は孤島に閉じ込められるという王道そのもの。次々に起こる殺人、そして3年前に水死した従兄は事故だったのか怪しくなってくる。
それぞれの人のいろんな思惑が絡み合って出来上がった密室。このパズルを解くことはできるのか。

今回の旅はモチ・信長さんは参加できなかったので、パズルのヒントを連絡してあげるはずだったんですけど、無線機が壊されちゃいましたからね。両名、出番ナシでした。でもこのふたりがいないとシリアスな感じになりますね。だれも突っ込まないというか^^;
だからか前作のような若々しさはないけど、やっぱり学生アリスシリーズは『友情』なのだと思わせます。
そして、切ないような哀しい読後感も健在。
夏が終わり、秋が来て冬になって、それを越えれば必ず春は来る。


それにしても、またしても登場人物が覚えられかなったな〜。
従兄だったり義理の兄弟だったり元恋人だったり、親戚なのに人間関係が複雑すぎる‥‥
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by mamebean | 2007-04-20 09:08 | 借りた本─ミステリ