図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い
(西尾 維新 / / 講談社)

* * * * * * * *

財閥令嬢が隠棲する孤島・鴉の濡れ羽島に招かれた5人の天才達。
天才たちが集まった時、事件は起こる‥‥。
第23回メフィスト賞受賞作。


サヴァン—フランス語で、知恵ある人。
「俺様ちゃんを誰だと思ってるんだい?」
虚勢でも何でもなくこんな台詞が言える人、そして事実、その通りの能力を持った人。それが玖凪友。

でも事件を解決するのは天才ではない主人公・いーちゃん。

『孤島』『密室』『首なし』というバリバリの本格ものなのに、出てくるキャラクタが現実離れして濃いから本格ものとは一線を画しています。

 全てを知る天才占術師。
 スタイルというものを一切持たない画家。
 どんな料理であろうと他人よりもうまく作ることができる料理人。
 世界のサイバー界を震撼させたグループの創立者。
 世界のトップ7に20代の若さで上り詰めた天才学者。

天才たちの言っていることが森ミステリに出てくる天才に通じるものがあるんだけど、口調や行動が個性的というかエキセントリックだからかなり印象が違います。
天才とか好きだなー、私。天才の思考回路って面白くて好きです。
でもあとがきで西尾氏は天才なんていないのかもしれない、なんて言ってますが。

もう登場しないんじゃないかと思った『最強の請負人』・哀川さんは最後の最後で出て来てくれました。
そして最強と言うだけあっていーちゃんより一枚も二枚もうわてで、事件の真相が二転三転。でも「まっかなおとぎばなし」なんて書かれていたりして。
もうどれが本当なんだか訳が分からない状態。西尾氏の思うツボにハマってしまった感じ。

この物語はシリーズ化されているようで、いーちゃん、友ふたりともまだ何か隠された過去がありそう。
デビュー作からそこまで考えて書いていたかと思うと‥‥スゴいですね。
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by MameBean | 2007-03-22 12:00 | 借りた本─ミステリ