図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

スウェーデン館の謎

スウェーデン館の謎
(有栖川 有栖 / / 講談社 )

* * * * * * * *

取材で雪深い裏磐梯を訪れた有栖川有栖。スウェーデン館と地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで殺人事件に遭遇する。
国名シリーズ第2弾。

火村&アリスシリーズは順不同で読んでいるので、いまごろ国名シリーズ第2作目です。
でも物語の設定がバレンタイン・デーの時なので、時期的にはピッタリでした。

冬の長いスウェーデンでは、家、そして家族の団欒を大切にするそう。スウェーデン人の奥さん、童話作家のご主人、スウェーデン流のログハウスに双方の親と一緒に暮らす。温かな家族のはずだったのにどうして‥‥という思いになってしまいます。せつないような、でもって大人のエゴを見せつけられたようで心が痛みます。
子供には何も罪はないのに‥‥。ラストの祖父母の言葉には優しさが溢れていて、年を重ねた人だからこそ言える言葉だなぁと、じ〜んときました。

トリックとしては雪に残った足跡というシンプルなものだけど、裏磐梯の五色沼など景観描写が多く、自分も行ったような仮想旅行気分でした。あ、あと美人スウェーデン人妻・ヴェロニカさんの描写が多かったのかも。相当お気に入りのようですね〜有栖川先生。

火村助教授は後半まで登場しないので、『ヒムラー』には物足りないかも。でもアリスの電話一本で風のように現れて、颯爽と事件を解決してしまいます。子供の扱いがうまい、という意外な一面も判明したり。
そして、犯罪を憎むという強い姿勢にちょっとびっくり。今までそんな記述ありましたっけ‥‥?う〜ん、私が忘れていたのかな。
その過去に何があったのか‥‥とても気になります。
[PR]
by MameBean | 2007-02-21 18:59 | 借りた本─ミステリ