図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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有限と微小のパン

有限と微小のパン
(森 博嗣 / 講談社)

 * * * * * * * *

S&Mシリーズ最終作。
長崎にあるテーマパークを訪れた萌絵と友人たち。
彼女らが目撃した死体は、一瞬のうちに消え去ってしまった‥‥。


真賀田四季という人が少し分かったような気がします。

萌絵の感情を決壊させようとしていたのはなぜなのか‥‥。
生と死とは‥‥。

真賀田博士は、シリーズ1作目で登場して以来、いままで登場していないけど、ずっとその影はちらついていた。萌絵にとってそれは恐怖だっただろう。自分の人格が壊れていくようで。それくらいの影響力を持った人。
真賀田博士は天才すぎてよく分からない人というイメージだった。
よくわからないことはとても怖い。

でも意外だったけど、今作で人間味が感じられて、森氏が真賀田四季というキャラクタを愛おしく思って描いているのが伝わってくる。
シリーズ第1作目の英語タイトルは「The Perfect Insider」。
そして今作は「The Perfect Outsider 」。これらが指すのは、言わずもがな‥‥ですね。
もっとも身近にいたOutsider、ということですね。

シリーズラストは何ともいえない、心地よい余韻が残るものでした。
もうあの面々には会えないのかな、と思うと寂しいですね。
今回ラストだからか、オールキャスト登場、みたいになっていましたが、喜多助教授の登場がなかったのが残念^^;


四季シリーズも読むのが楽しみです。
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by MameBean | 2006-12-13 12:17 | 借りた本─ミステリ