図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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カクレカラクリ

カクレカラクリ—An Automation in Long Sleep
(森 博嗣 / メディアファクトリー)


 * * * * * * * *

廃虚マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、大学の同級生の真知花梨に招かれて彼女の故郷・鈴鳴村にやって来た。その村には120年前に天才絡繰り師が作った絡繰りがあるという伝説がある。
その絡繰りが動き出すのは120年後にあたる今年。絡繰りは見つかるのか‥‥。


内容はミステリというより、宝探しという冒険。暗号は出てくるけど、そんなに難しいものではありません。
みんなで謎を解くべく考えを出し合い、それが連想ゲームのように広がっていく。謎が解けるまでの時間って、何とも楽しい時間ですよね。
しかも森氏のお得意の分野というか、趣味が盛りだくさんという感じ。

理系な登場人物たちのウィットに富んだ会話も、森作品ならではですね。『薪の供養』‥‥ふふふ(笑) ただ、文系の私には『丸四角三角』がイメージできませんでした><

シリーズものではないせいか、分量も森氏の作品にしては少なく、全体的にライトな感じ。登場人物が大学生の割にはVシリーズのれんちゃんや紫子さんに比べると幼い印象が。
はじめての森ミステリを読む人にはいいかもしれないけど、私はちょっと物足りないかな‥‥。


この作品はコカ・コーラ誕生120周年記念のタイアップ作品で、9月にテレビでドラマが放送されました。

ドラマの方を先に観たので、あまりの違いに驚いています。
名前もキャラクタも違うし、そもそも絡繰りが違う。ドラマでは弓を射る絡繰り人形になっていました。映像化を前提に小説は書かれたようですが、実現が難しかったたのでしょうか。しかもドラマでは120年のカウント方法とかどうしたんだっけ‥‥?


磯貝先生がなかなかいいキャラクタで、しかも重要な役割なのにドラマではあまり登場しなかったのが残念です。

2通りのカクレカラクリがあるととらえればいいのでしょう。どちらが好きかは好みの問題。ドラマは制作が大好きな堤幸彦監督のいるオフィスクレッシェンドだったので、映像とか細かい演出とか私は好きでした。
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by MameBean | 2006-10-17 10:15 | 借りた本─ミステリ