有栖川有栖の密室大図鑑
2006年 08月 21日
有栖川有栖の密室大図鑑
(有栖川 有栖 磯田 和一 / 現代書林)
* * * * * * * *
国内外の密室をイラストとともに解説した、密室の手引書とも言える1冊。
私はミステリは好きで読んではいるものの、ミステリの歴史や流れといったものはほとんど知らず、その勉強のためにも有名なミステリを読んでみようという試みをしています。(今までに読んだのは黄色い部屋の謎とモルグ街の殺人事件と虚無への供物)
でもいかんせん無知なもので、有名な作品さえ思いつかないのです。
そんな時、見つけたこの本。
イラストによる図解付きだけれど、ネタバレはなし、とのことだったので借りてみました。
1人につき1作品、あまり解説などが出尽くされていないもの‥‥などの基準によって選ばれた、国内外の密室40。ここに掲載されなかったものは優れた作品ではない、というわけではないし、優れた作品だけど上記の基準によって選ぶことができなかった作品もあるよう。でもミステリの歴史上押さえておかなくてはならない作品が掲載されているのではないだろうかと思う。
ミステリの流れのようなものを理解することもできるし、単純におもしろそうなミステリを見つける、という読み方もできる。次に読んでみたい作品がいくつか見つかりました。
ただ、残念なのが、イラストのクオリティに差がありすぎること。けっこう描きこんであるものもあればラフスケッチじゃないかと思ってしまうようなものも。時間や資料がなかったりと大変だとは思うけど、『図鑑』と銘打っているんだからクオリティが高くなくちゃ意味がないと思う。
しかも『作画POINT』と称して言い訳のようなものを書いてあって、なんだかテンション下がるな‥‥。
(有栖川 有栖 磯田 和一 / 現代書林)
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国内外の密室をイラストとともに解説した、密室の手引書とも言える1冊。
私はミステリは好きで読んではいるものの、ミステリの歴史や流れといったものはほとんど知らず、その勉強のためにも有名なミステリを読んでみようという試みをしています。(今までに読んだのは黄色い部屋の謎とモルグ街の殺人事件と虚無への供物)
でもいかんせん無知なもので、有名な作品さえ思いつかないのです。
そんな時、見つけたこの本。
イラストによる図解付きだけれど、ネタバレはなし、とのことだったので借りてみました。
1人につき1作品、あまり解説などが出尽くされていないもの‥‥などの基準によって選ばれた、国内外の密室40。ここに掲載されなかったものは優れた作品ではない、というわけではないし、優れた作品だけど上記の基準によって選ぶことができなかった作品もあるよう。でもミステリの歴史上押さえておかなくてはならない作品が掲載されているのではないだろうかと思う。
ミステリの流れのようなものを理解することもできるし、単純におもしろそうなミステリを見つける、という読み方もできる。次に読んでみたい作品がいくつか見つかりました。
ただ、残念なのが、イラストのクオリティに差がありすぎること。けっこう描きこんであるものもあればラフスケッチじゃないかと思ってしまうようなものも。時間や資料がなかったりと大変だとは思うけど、『図鑑』と銘打っているんだからクオリティが高くなくちゃ意味がないと思う。
しかも『作画POINT』と称して言い訳のようなものを書いてあって、なんだかテンション下がるな‥‥。
by MameBean
| 2006-08-21 16:47
| 借りた本─ミステリ