図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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銃とチョコレート

銃とチョコレート
(乙一 / 講談社)

* * * * * * * *

主人公リンツの住む国では怪盗ゴディバによる窃盗が多発している。
ゴディバに立ち向かう名探偵ロイズはみんなのヒーローだ。


びっくり館の殺人と同じく、ミステリーランドの本。

ヴィタメール、デメル、マルコリーニ、リシャール、ジャンポール、ディーンとデルーカ‥‥
ネーミングにクスリと笑ってしまいます。ここまで徹底的につけるなんて天晴れ!

怪盗、名探偵、宝の地図という子どもたちがワクワクしそうなモチーフ。
お決まりのストーリーを想像していたら‥‥“黒”乙一、入ってます。

主人公の家が貧しい・チョコレートが好き、ということで「チャーリーとチョコレート工場」をイメージしますが、本作の主人公の置かれている状況の方が暗く深い。
残虐でねちっこい描写は“黒”乙一ならでは。

安易にカタルシスを求めるのは禁物です。

自分の信じていることは必ずしも真実ではない、という教えを含んだビターな1冊。
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by MameBean | 2006-06-26 11:57 | 借りた本─ミステリ