図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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びっくり館の殺人

びっくり館の殺人
(綾辻 行人 / 講談社)

 * * * * * * * *

とある古書店で1冊の推理小説を手にしたことから甦った、小学生の頃遭遇した密室殺人事件の記憶。
それは「びっくり館」と呼ばれる奇妙な屋敷で起きた事件だった‥‥。


この本が出ているミステリーランドというレーベルは、“かつて子どもだったあなたと少年少女のための”ミステリを豪華執筆者によって発表しています。
ようは“大人も子どもも楽しめるミステリ”といったところでしょうか。


「館シリーズ」の最新作、中村青司が若い頃設計した建物という位置付けです。

子どもにも読めるように漢字にはルビがふってあるのが気になったのは最初だけで、物語に引き込まれると全く気にならなくなります。
「びっくり館」というかわいらしいネーミングとは裏腹に、内容はホラー色が強く、
フリークスで味わったような後味の悪い読後感は意図的なものなのでしょう。
これを子どもに‥‥?と少し不安にもなりますが、子ども向けだからといって手を抜かない、そんな作者の姿勢が感じられます。


あと、装丁について少し。
「箱入り」「箱に穴が空いている」という装丁がミステリーランドの書籍で統一されています。
暗い穴から覗く人形‥‥。ステンドグラス風の模様の見返し。
7色の色の載ったイラストページ。
本を読んでみるとナルホドと思うような趣向がタップリ凝らしてあります。
装丁は‥‥と見てみると「祖父江 慎」さん。

さすがです‥‥。
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by MameBean | 2006-05-30 16:05 | 借りた本─ミステリ