図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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有名ミステリ読んでみました_虚無への供物

虚無への供物
(塔 晶夫 / 東京創元社)

 * * * * * * * *

氷沼家に起こる殺人事件。
現場に居合わせた4人が繰り広げる4者4様の推理合戦は混迷を呈していく‥‥


ミステリを読んでいると、名作または奇書として引用されたり例えとして登場するものがあります。それらのほとんどは私が読んだことがないものでした。
いろんな作中で度々名前を目にするミステリは、いったいどんな作品なんだろう?
そんな軽い気持ちで読みはじめたのが「黒死館殺人事件」。
でも文章の読みづらさで断念してしまいました。

その後読みはじめたのがこの本。
「黒死館殺人事件」の後だったので、読みやすい文章に涙が出そうになりました^^;

事件が起こる前から始まる推理。二転三転していく推理合戦。
それを“ノックスの十戒”に基づいて行う、というのがなんとも風変わりでおかしい。
そのへんがアンチ・ミステリなのかな。


読み終わって、結局私には「???」だったんですが、物語の世界にはぐいぐい引き込まれました。

氷沼家の悲劇の始まりとなる洞爺丸事件をはじめ、森永砒素ミルク中毒事件や女子中学生集団水死事件など実際に起こった犯罪が登場していて、当時(昭和30年代)を知らない私にも現実味を感じることができた。近年犯罪が凶悪化しているとか凶悪犯罪が増えているなんて言うけど、いつの時代でも凶悪犯罪があり、それに誰もが怯えていたんだなぁ。
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by MameBean | 2006-05-12 12:21 | 借りた本─ミステリ