図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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ミッキーマウスの憂鬱

ミッキーマウスの憂鬱
(松岡 圭祐 / 新潮社)


 * * * * * * * *

ディズニーランドで派遣社員として働くことになった、主人公後藤。
ミッキーの気ぐるみ紛失事件が起きて…?


思わず「こんなに書いていいの‥‥?」と心配してしまった。
一応フィクションとはしてあるけど、ミッキーだのミニーだのキャラの名前やアトラクション名出ちゃってるし。(オリエンタルランドだけは変わってたけど)

「千里眼」シリーズの松岡 圭祐の著作だけに、描写は細かい。
ディズニーランドで働いてたの?と思ってしまう。(取材なんてさせてくれないだろうし)
「千里眼」でのカジノテーマパークの描写とかディズニーランドに通じるものを感じるし。

ドドドっとジェットコースターのように事件が起きるそのスピード感とスリル感はさすが。


ディズニーランドや仕事に対する夢を持った主人公が、現実に打ちのめされながらも
やっぱり夢を持って仕事をしようとする姿勢に心が打たれる。

社会人になって数年もたてば、なあなあで仕事もしがちになる。
まさにそんな今の自分は忘れてしまっていた気持ちだな。
要は、自分の気の持ち方次第ってことかな。

そして、キャスト(従業員)と言えども人間なのだと思い知らされた。
ゲスト(お客)だからといって何してもいいわけないのだな。
そのへん、勘違いしているゲストっていそう。
そういう狭間でもがきながらも、ゲストに夢を与えようとする姿は人間くさくてよかった。


完全なる善と悪に描かれていて、ちょっとやりすぎかな‥‥とも思うけど
その分、ラストが活きてくるのかな。

時代劇のような勧善懲悪の世界。



ディズニー好きの私としては、ディズニーが嫌いにならないか心配でもあったけど、十分楽しめた。
サンタクロースの正体は知ってるけどクリスマスは楽しめる、そんな感じ。
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by MameBean | 2005-11-07 20:33 |     ─小説・エッセイ