図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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宵山万華鏡

宵山万華鏡

森見 登美彦 / 集英社


宵山の日に妹とはぐれた姉は、不思議な世界に迷い込んでしまう‥‥(表題作)。宵山にまつわる6つの連作短編集。

宵山とは祇園祭の山鉾巡行の前日に行われるもののことなんだそう。すごい人出なんだろうけど行ってみたいなー。たびたび出てくる蟷螂山は画像で見るとほんとカマキリ。すごいのでぜひ検索してみて下さい。

幼い姉妹、乙川の友人、画家とその姪、画廊の店主、それぞれに宵山の日におこった不思議な出来事。
いつもの森見氏とはちょっと違う妖しい雰囲気。まるで巨大な万華鏡の中の世界に入り込んだよう。文体まで今までとは違いますね。正直、いままでの森見氏は何を書いても似た内容、似た雰囲気な感じがしてましたが、今回は新たな一面を見た感じがします。

6編それぞれが1話完結の短編でもあるけど、登場人物や出来事がリンクしていて、全体を通してひとつの大きな物語になっています。
特に好きだったのが娘を宵山の日になくした画家とその姪、画廊の店主に起った無限ループの一連の話。物悲しくもある、最後に画家が選んだ道。

そして森見氏の作品に登場したことのある面々も登場。森見ワールド全体としてもつながってますね。
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by MameBean | 2010-02-24 18:35 |     ─小説・エッセイ