図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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四畳半神話大系

四畳半神話大系 (角川文庫)

森見 登美彦 / 角川書店


大学三回生の主人公は「薔薇色のキャンパスライフ」を夢見て入学したのに、ただ無意味な学生生活を送っている。

第一話を読み終わって、二話を読みはじめると「あれ?」と思う。同じ登場人物、同じ出来事。でも所属するサークルが違っていて、出来事がちょっとづつ異なっている。つまり1回生のときに貰った4枚のサークル勧誘のビラが発端になっている。そのへんが第三話あたりから飲み込めてきました。

人生においてあの時、あの道を選んでいなければ‥‥と思うことってあるもの。
でも、いきつく結果は‥‥、というのが面白い。結局出会うべき人には出あってしまうんですね。哀しいかな、それが「他人の不幸をおかずに飯を三杯食える」小津だとは‥‥。

ただ、繰り返し同じ出来事が起こり、同じ言い回しが出てくるとどうしても飽きてきてしまって、若干飛ばして読んだ部分も‥‥。
で、迎える最終話。それまでのパラレルな話が交差していき、ちょっと強引だけどまとまっていきます。


 小津は例の妖怪めいた笑みを浮かべて、へらへらと笑った。
 「僕なりの愛ですわい」
 「そんな汚いもん、いらんわい」
 私は答えた。
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by MameBean | 2009-11-25 19:54 |     ─小説・エッセイ