図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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名探偵の掟

名探偵の掟 (講談社文庫)

東野 圭吾 / 講談社


密室トリック、首なし死体、消えた凶器……名探偵・天下一大五郎が難事件に挑む。

ドラマ、おもしろいですよね。33分探偵のような、時効警察のような、トリックのような‥‥。どれも私の好きなドラマなんですよね。

密室、ダイイングメッセージ、雪の上の足跡、時刻表トリック、バラバラ殺人、見立て殺人‥‥。
的外れな推理ばかりする刑事と名探偵というよくある図式を使い、コテッコテなまでにミステリのお約束を盛り込んだ本作。どれもこれも私が好きなモチーフばかりで。密室にトラウマを抱えてる天下一探偵には申し訳ないけど、密室が大好きなんです。しかも犯人当てをしない読者、ときたらますます天下一の嫌いなタイプでしょうね。
特にお気に入りは「花のOL湯けむり温泉殺人事件」と「切断の理由」です。2時間サスペンスの脚本には笑いました。ドラマ化で主人公が男から女にってよくありますよねー。そういえば、ドラマに出てくる女刑事は原作には出てこないんですね。きっとこれも視聴率のため、ですね。

こてこてなお約束を用いながら、あえてそれを破るような構成になっています。時には謎解きをしなかったり、登場人物が小説上の役から離れてこの小説について不平不満を述べたりするメタミステリな構造になってたりと、すごくいろいろな試みがされています。
いままで東野氏の作品はそこまで自分にはしっくり来なかったんですが、これはハマりましたー。私の中では東野氏ベストかも(笑)
東野氏ってこんなコメディータッチも描くんですね。意外と(?)ミステリのお勉強にもなったりしますし。

ドラマ同様、ミステリ好きな人はもちろん、ミステリはあんまり‥‥って人も楽しめる作品だと思います。
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by MameBean | 2009-06-05 17:58 | 借りた本─ミステリ