図書館で借りた本の読書記録です 基本的にミステリ好き


by MameBean
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黒百合

黒百合

多島 斗志之 / 東京創元社


父の友人に六甲の別荘に招かれた進は、別荘の近くの池で少女に出会う。2009年版このミスランクイン作品。

中盤まで読んでふと、これのどこがミステリなんだろう?と気になりました。
進・一彦・香の3人の中学生が六甲でかけがえのない時間を過ごしているのが瑞々しいタッチで描かれていて、ミステリであることを忘れてしまいます。少女への淡い恋心、恋敵である友達との関係。青いなーと思うような感情。だけど、この時代にしかない青さが今はうらやましい。

彼らの物語と交互に差し込まれるのが、それより10年ほど前におこった出来事。ドイツへの視察旅行、香の叔母の女学生時代、‥‥そして殺人。それらがどうやって関わっていくのか。あれこれ想像しながら読み進めていきましたが、ラストでのこの犯人は予想だにしませんでした!
ドイツでの彼女があの人で‥‥、六甲の女王は‥‥と思っていた私は軽く混乱。もういちど読み返してみましたが、完全には理解できてないような気も。でもこのタイトル「黒百合」の意味するところは分かりました。なんて大胆な‥‥!
私が伏線を読み落としてるのかもしれませんが、ラストでいろいろと明らかになる部分が多いので、フェアかどうかというと微妙な気もします。
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by MameBean | 2009-05-15 19:22 | 借りた本─ミステリ