新刊ラッシュですねー、舞城氏。今年は獣の樹、イキルキス、それと乙一氏らとのコラボ企画・魔界探偵冥王星Oもシリーズで発表。
この魔界探偵冥王星Oの著者とされる作家・越前魔太郎は本作に登場します。
幼なじみのせいで閉所恐怖症、ふとんフォビアというかわいそうな体質になったホラー作家。
越前魔太郎の登場する「the third」が映画NECKの原案になったもので、本作に納められた4編の中ではこれと一番最初の「a story」が面白かったです。
映画のキャッチコピーが胸きゅんホラーというだけあって、ラブコメ風。
ネックマシーンなるお化けを生み出す装置を開発した大学院生の女の子と、彼女のことが好きな男の子の話。舞城氏の作品が初めてでも、これなら読みやすいんじゃないかなー。
「a story」以外はお芝居のシナリオとして書かれています。
「the original」は舞台版のNECKの原作となっているもの。
この体裁は慣れないと読むのに疲れちゃいますね。
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by MameBean
| 2010-10-28 18:51
| ─小説・エッセイ